蚊居肢
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小林秀雄
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2019年8月26日月曜日
ヒトラー大躍進の序奏
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ファシズム的なものは受肉するんですよね、実際は。それは恐ろしいことなんですよ。軍隊の訓練も受肉しますけどね。もっとデリケートなところで、ファシズムというものも受肉するんですねえ。( ……)マイルドな場合では「三井人」、三井の人って言うのはみんな三井ふうな歩き方をするとか、教...
2019年3月7日木曜日
ヒトラー備忘
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ヒトラーについてもう調べるつもりは今はそれほどないが、前回の記事を書くなかで拾った二つの文を掲げて備忘とする。 Alois Schicklgrube (father), Klara Hitler / née Pölzl (mother) ヒトラーは秘書 ...
2018年6月9日土曜日
で、きみの自由はなんのためなんだい?
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小林秀雄をいくつかの断片をたまに読みかえすと、ああ作家ってのはこうやって読まなくってちゃな、とあらためて実に惚れ惚れする。 反道徳とか、反キリストとか、超人とか、ニヒリスムとか、孤独とかいう言葉は、ニイチェの著作から取り上げられ、誤解され、濫用されているが、これらの言葉は、...
2017年9月30日土曜日
あんたの魂のことを書くんだよ。描写するんじゃねえぞ
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「あんたの魂のことを書くんだよ。描写するんじゃねえぞ」とは小林秀雄が大岡昇平にあたえたアドバイスの言葉である。 巷間に流通しているのは、《小林秀雄が「君は魂のことを書け」とアドヴァイスをしたところ、大岡は「いや、事実を書く」と反発した》( 魂ではなく事実を書く——大岡昇平の...
2017年7月18日火曜日
うろんな事を又さくら花
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本朝は、天照大御神の御本國、その皇統のしろしめす御國にして、萬國の元本大宗たる御國なれば、萬國共に、この御國を尊み戴き臣服して、四海の内みな、此まことの道に依り遵はではかなはぬことわりなる云々(本居宣長『玉くしげ』) ………… 《日神の御事、四海萬國を照らしますとはい...
2017年7月16日日曜日
「もののあはれ」と「あばたもえくぼ」
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恋せずば 人は心もなからまし 物のあはれも これよりぞ知る (藤原俊成) 「もののあはれ」は語りにくい。それはまず惚れることにかかわるからだ。 阿波礼といふ言葉は、さまざまいひかたはかはりたれども、其意はみな同じ事にて、見る物、聞く事、なすわざにふれて、情(...
2016年12月21日水曜日
シーレとクリムト
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ある人物のナルシシズムは、自己のナルシシズムを最大限に放棄して対象愛を求めようとしている他のひとびとにとっては非常な魅力をもつものだ(……)。小児がもっている魅力の大部分はそのナルシシズムや、自己満足や、近づきがたさにもとづいているのであり、われわれのことなぞ眼中いない...
2016年12月1日木曜日
ファストフード的知的消費者向け作文
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以下、まずは1902年生の小林秀雄の1936年の文章である。 君にいわせれば、僕は批評的言語の混乱というものを努めて作り出そうと心掛けて来た男だ。そして愚かなエピゴオネンを製造し、文学の進歩を妨害している。そういう奴は退治してしまわねばならぬという。豪そうな事をいうなとは言...
2016年10月12日水曜日
哲学と友情
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……というのは、彼といっしょにしゃべっているとーーほかの誰といっしょでもおそらくおなじであっただろうがーー自分ひとりで相手をもたずにいるときにかえって強く感じられるあの幸福を、すこしもおぼえないからであった。ひとりでいると、ときどき、なんともいえないやすらかなたのしい気持に私を...
2016年10月7日金曜日
愛を語るときに生まれる「演出」
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人間は、自身で経験した事件についてさえ、数日後には噂話に影響された話し方しかしないものだ。 (小林秀雄「ペスト」『作家の顔』所収) ………… 僕が、はじめてランボオに出くわしたのは、廿三歳の春であった。その時、僕は、神田をぶらぶら歩いていた、と書いてもよい。向うから...
2016年9月7日水曜日
言語自体がフェティッシュである
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「 人はみなフェティシストである 」にて、「言語を使用してコミュニケーション(交換)する動物は、みなフェティシストである」としたが、ジュリア・クリスティヴァが1980年に既に言語自体がフェティッシュféticheではないかと言っている文に出会った、《 Mais justeme...
2016年7月29日金曜日
「内面」とは言語の結果である
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現実界は、形式化の袋小路においてのみ記される。[…le réel ne saurait s'inscrire que d'une impasse de la formalisation](ラカン、セミネール20) →《現実界とは、象徴化あるいは形式化の行き詰...
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