このブログを検索

2022年9月3日土曜日

私はふと思うことがある

 


Журавли/Cranes - Dmitry Hvorostovsky (3.2003)


そうか、そうか。このロシアの最も偉大なバリトンだったホロストフスキーの絶唱「」は、ダゲスタンの作詞家とウクライナの作曲家の作品か。




詞:ラスール・ガムザートフ(ダゲスタン共和国)

曲:ヤン・フレンケリ(ウクライナ共和国)

私はふと思うことがある

血まみれの戦場から

帰ってこなかった兵士たちは

我らの大地にたおれたのではなく

白い鶴に姿を変えたのではないかと


彼らは昔も今も

あの遠い時の果てから

飛んできて私たちに声を落とす

そのせいか

私たちはしばしば悲しげに

空を見上げながら黙ってしまう


疲れた鶴の群れが

空を飛んでゆく

夕暮れの靄の中を飛んでゆく

その列の中に

小さな隙間がある

ひょっとしたらそれは

私のための場所なのかもしれない


その日が来れば

あの鶴の群れと共に

私もあの灰青色の霧に包まれ飛んでゆく

地上に残してきた者たちすべてに

空の彼方から鳥の声で

呼びかけながら




どの国民も狂うときはあるさ

狂ったんだ  西ウクライナは

米ネオコンに謀られて


スラブ人同士の殺し合いを策略した

あれら米主導NATOの悪は

どこをどうみても許し難いね

亡びるほかないよ わかるかい