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2023年5月10日水曜日

もはや日本社会は「治癒に向かうことはない」のかね?

 

いるんだな、まともなことを言える先生が。東京大学の理系の教授のようだが。


yoshiume@yoshiume5 May 9, 2023


もう日本がまともな国だと思わない方が、色々と辻褄が合う気がする。

少なくとも、法治国家でもなければ民主主義国家でもなく、自由主義国家でもないのだろう。ましてや科学立国では断じて無い。


ずっと前からそうだったのかもしれない。ただそれが白日の下に晒されただけ。この3年間で。

公金詐欺を個人がやると即逮捕なのに、公人や大組織がやっても何のお咎めもなし。あるいは、ごめんなさいテヘペロで許されてしまう。


これも、日本が腐敗し切った国だと考えれば、何ら驚くことではない。


捕まるかどうかは罪を犯したかどうかではなく、当局の胸先三寸で決まるのだろう。


所謂専門家も酷いものだった。息を吐くように嘘を垂れ流し、恣意的な予測や分析で煽りに煽り尽くした。


コロナ以前とは言説を一変させ、感染対策は正しいのだ、何よりも優先すべきと発信し続けた者もいた。


その結果大儲けした人たちと、不要不急と切り捨てられた人たち。


また、小学校から大学に至るまで、教育機関では子供たちの自由や学ぶ権利を守るどころか、真逆のことをやり続けた。


多くの学校では、監獄の方がまだまし、と思わせるような酷い行動規制をかけ、非科学的な対策を押し付け続けた。


日本は既に教育後進国と言われることも多くなったが、その称号に相応しい体たらくぶりと言えるだろう。


教育者に限らず、本来人々の私権制限に対して真っ先に異をとなえなければならないリベラルたちは、むしろ積極的に行動制限を後押ししていた。


これも当初は理解に苦しんだが、民主主義も自由主義もとっくに死んでしまっていた、あるいはただの幻想だったのだと考えれば納得がいく。


ネットの世界ですら検閲が当たり前になってしまったのだから、言論の自由ももう保証されたものではない。


もうこの世界が治癒に向かうことはないだろう。

ではこの世界が今後、誰のための世界となっていくのか?


この3年間で笑った人たちがどんな人だったか、を考えれば答えは自明だろう。



これはコロナあるいはワクチン対策をめぐっているが、宇露戦争における政治家、主流メディア、国際政治学者等の発言の「こよなき非まとも性」や、その前からの9年ほど続いたアベノミクス(事実上の財政ファイナンス)も同様。



例えば、安倍晋三は総理を下りてからも次のように言っている人物だったが、われわれは9年間もこの男を放置したのである。


「子どもたちの世代にツケを回すなという批判がずっと安倍政権にあったが、その批判は正しくないんです。なぜかというとコロナ対策においては政府・日本銀行連合軍でやっていますが、政府が発行する国債は日銀がほぼ全部買い取ってくれています」


「みなさん、どうやって日銀は政府が出す巨大な国債を買うと思います? どこかのお金を借りてくると思ってますか。それは違います。紙とインクでお札を刷るんです。20円で1万円札が出来るんです」(安倍晋三新潟県三条市での講演ーー2021年7月10日)



確かに「もう日本がまともな国だと思わない方が、色々と辻褄が合う気がする」。


とはいえ、もはや日本社会は「治癒に向かうことはない」のかね。少なくとも反ワクチン派や反ウクナチ派(反米ネオコン派)は当初は陰謀論者と嘲罵されつつ、しかし根気強く頑張ってきて、わずかながらにしろ日本社会の治癒可能性に貢献していると思いたいが。