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2023年5月20日土曜日

理想的兵卒

 

この期に及んでもまだこんなことをマガオで言ってるんだな、噂の国際政治学者篠田英朗やら神保謙やらは。



ま、覚悟があったらいいんだが、そんなもんは微塵もないんだろうよ。




兵卒 

理想的兵卒は苟くも上官の命令には絶対に服従しなければならぬ。絶対に服従することは絶対に批判を加へぬことである。即ち理想的兵卒はまづ理性を、失はなければならぬ。


又 

理想的兵卒は苟くも上官の命令には絶対に服従しなければならぬ。絶対に服従することは絶対に責任を負はぬことである。即ち理想的兵卒はまづ無責任を好まなければならぬ。(芥川龍之介『侏儒の言葉』)



いやあほんとにな、政治家だけじゃなく主流メディアやら国際政治学者やらには、米ネオコンの理想的兵卒みたいなヤツしかいなくてさ、海外住まいの身としてはことさら恥ずかしくて死にそうになるよ



日本住まいのキミたちには情け無い感ってないのかい、おい、どうなんだい?

……………

※追記

あらためて追記する必要はないかもしれないが、鈴木一人、細谷雄一も相変わらずの理想的兵卒ぶりをもちろんのこと発揮している。






これら篠田英朗のたぐいの国際政治家たちが何の感性を失っているのかはもはや言うまでもなかろう。



実に「絵のごとく美しい」西側イデオロギー狂信家たちである・・・


信念は牢獄である[Überzeugungen sind Gefängnisse]。それは十分遠くを見ることがない、それはおのれの足下を見おろすことがない。しかし価値と無価値に関して見解をのべうるためには、五百の信念をおのれの足下に見おろされなければならない、 ーーおのれの背後にだ・・・〔・・・〕


信念の人は信念のうちにおのれの脊椎をもっている。多くの事物を見ないということ、公平である点は一点もないということ、徹底的に党派的であるということ[Partei sein durch und durch]、すべての価値において融通がきかない光学[eine strenge und notwendige Optik in allen Werten] をしかもっていないということ。このことのみが、そうした種類の人間が総じて生きながらえていることの条件である。〔・・・〕


狂信家は絵のごとく美しい、人間どもは、根拠に耳をかたむけるより身振りを眺めることを喜ぶものである[die Menschheit sieht Gebärden lieber, als daß sie Gründe hört...](ニーチェ『反キリスト者』第54節、1888年)