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2024年8月25日日曜日

驚かないでください

 



スコット・リッター@RealScottRitter 2024年8月25日


ウクライナは、ロシアを交渉のテーブルにつかせる手段として、モスクワとサンクトペテルブルクを攻撃すると脅している。


ロシアは、核弾頭または通常弾頭を搭載できる極超音速滑空機「アバンガルド」を保有している。


アバンガルドはさまざまなミサイルプラットフォームから発射できる。


迎撃はできない。


通常弾頭は音速の27倍以上で標的に衝突し、実際の弾頭が爆発する前に21トン以上の高爆発に相当する爆発を起こす。


もしウクライナがロシアの2大都市を攻撃することを決めたら、その結果ウクライナがなくなっても驚かないでほしい。


そして、もしNATOがそのような攻撃を支援するならば、アバンガルドがヨーロッパに到着しても驚かないでほしい。


通常弾頭であることを祈るだけだ。


アメリカとヨーロッパにとって、狂人の狂気の沙汰の行動を助長することほど、集団自殺をする手っ取り早い方法はない。


ゼレンスキーは全世界にとっての脅威である。


Scott Ritter@RealScottRitter Aug 25, 2024


Ukraine is threatening to strike Moscow and Saint Petersburg as a means of compelling Russia to the negotiating table.


Russia has the Avangard hypersonic glide vehicle, which can carry either a nuclear or conventional warhead.


The Avangard can be launched from a variety of missile platforms.


It cannot be intercepted.


The conventional warhead impacts its target at more than 27 times the speed of sound, creating the equivalent of more than 21 tons of high explosives prior to the actual warhead detonating.


If Ukraine decides to strike Russia’s two largest cities, don’t be surprised when there is no Ukraine as a result.


And if NATO facilitates such a strike, don’t be surprised when the Avangard arrives on European soil.


Just pray it’s only a conventional warhead.


There is no quicker way for the US and Europe to commit collective suicide than facilitate the insane actions of a madman.


Zelensky is a threat to the entire world.








動画




いずれにせよ科学は進歩しすぎたんだよ、当面のカタストロフィが仮に避けられても、近未来にはなんでも起こりうる。

私の見るところ、人類の宿命的課題は、人間の攻撃欲動ならびに自己破壊欲動による共同生活の妨害を文化の発展によって抑えうるか、またどの程度まで抑えうるかだと思われる。この点、現代という時代こそは特別興味のある時代であろう。


いまや人類は、自然力の征服の点で大きな進歩をとげ、自然力の助けを借りればたがいに最後の一人まで殺し合うことが容易である。現代人の焦燥・不幸・不安のかなりの部分は、われわれがこのことを知っていることから生じている。


Die Schicksalsfrage der Menschenart scheint mir zu sein, ob und in welchem Maße es ihrer Kulturentwicklung gelingen wird, der Störung des Zusammenlebens durch den menschlichen Aggressions- und Selbstvernichtungstrieb Herr zu werden. In diesem Bezug verdient vielleicht gerade die gegenwärtige Zeit ein besonderes Interesse. 


Die Menschen haben es jetzt in der Beherrschung der Naturkräfte so weit gebracht, daß sie es mit deren Hilfe leicht haben, einander bis auf den letzten Mann auszurotten. Sie wissen das, daher ein gut Stück ihrer gegenwärtigen Unruhe, ihres Unglücks, ihrer Angststimmung.(フロイト『文化の中の居心地の悪さ』第8章、1930年)


科学はとりわけ死の欲動と結びついている[La science est liée à ce qu'on appelle spécialement pulsion de mort](ラカン、S 25, 20 Décembre 1977)

ラブレーはこう書いている、《良心なき科学は魂の墓場にほかならない》と。まさにその通り。坊主の説教なら、昨今の科学は魂の荒廃をもたらしているとの警告になるが、周知の通り、この時世では魂は存在しない。事実、昨今の科学は魂を地に堕としてしまった 。〔・・・〕魂以外に人間は存在しないのにもかかわらず。


ce qu'a écrit RABELAIS…  

« Science sans conscience - a-t-il dit - n'est que ruine de l'âme ».   

Eh ben, c'est vrai.  C'est à prendre seulement, non pas comme les curés le prennent, à savoir que ça fait des ravages, dans cette âme qui comme chacun sait n'existe pas, mais ça fout l'âme par terre !   …il n'y a pas plus de monde que d'âmeLacan, S21, 19 Février 1974



もはや人類という種は存在しない。核爆弾の管理者となった共同体は、自然界の彼岸にいる。なぜなら、自らの生と死に責任があるからだ。Il n'y a plus d'espèce humaine. La communauté qui s'est faite gardienne de la bombe atomique est au-dessus du règne naturel car elle est responsable de sa vie et de sa mort〔・・・〕


もしも人類が生存し続けて行くとするなら、それは単に生まれてきたからというのではなく、その生命を存続させようという決意をするがゆえに存続しうるということになるだろう。l'humanité tout entière, si elle continue de vivre, ce ne sera pas simplement parce qu'elle est née, mais parce qu'elle aura décidé de prolonger sa vie. (サルトル「大戦の終末」Jean-Paul Sartre, La Fin de la guerre , 1er octobre 1945)



◾️理論的な行き詰まりで神秘主義に接近 タイガーマスクで近所を歩き回った:

私の謎 柄谷行人回想録⑰ 2024.08.06

(『力と交換様式」を)書き終わった頃に、ロシアとウクライナの問題が起きて、去年からはパレスチナも大変なことになっている。中国や台湾の問題もある。もういっぺんに出てきたでしょう。世界中どこもまともじゃない。こんなに脆いものだったのか、っていうのは、やっぱりすごく思いますよね。


他方で、僕は交換様式を考えるなかで、こうなることは分かってもいた。このまま資本-ネーション-国家の体制でやっていたら、地球環境ひとつとっても、持つわけない。いろいろな人がひっきりなしに、さまざまなオルタナティブや新しいヴィジョンを提唱しているけれど、僕から見たら全然オルタナティブじゃない。資本-ネーション-国家の永遠性を当然のこととしたうえで、その範囲でできることをやろうとしているだけだよ。もしくは、その中にいることにすら気づかないで、勝手に都合のいい世界を空想しているだけ。本当のオルタナティブは、むしろ世界戦争によって出てくるかもしれないけど――要するにそうせざるをえないところに追い込まれて――そんなことは望ましいわけじゃない。望ましいわけがない。


――だからこそ、少しでも早く『力と交換様式』を書き上げなくてはならなかったということでしょうか。

柄谷 いやいや、まだ足りない。まだ書かねばいかん。Dについても、もっと踏み込んで書かないと。僕は今、新しい本に取り組んでいます。 “力”の問題についてです。ただ、今度の本は、体系的な書き方、理論的に緻密な書き方ではなく、もっと自由でストレートな書き方になると思います。



科学からだけではなく、金融資本からも来るからな、死の欲動は。


金融資本主義は本質的に自己破壊的である[finance capitalism is intrinsically self-destructive]

(マイケル・ハドソン Michael Hudson, Finance Capitalism's Self-Destructive Nature By July 18, 2022)

危機は、主人の言説ではなく、資本の言説である。それは、主人の言説の代替であり、今、開かれている [la crise, non pas du discours du maître, mais du discours capitaliste, qui en est le substitut, est ouverte.  ]〔・・・〕

資本の言説…それはルーレットのように作用する。こんなにスムースに動くものはない。だが実際はあまりにはやく動く。自分自身を消費する。とても巧みに、自らを貪り喰う [le discours capitaliste… ça marche comme sur des roulettes, ça ne peut pas marcher mieux, mais justement ça marche trop vite, ça se consomme, ça se consomme si bien que ça se consume.]

さあ、あなた方はその上に乗った…資本の言説の掌の上に…[vous êtes embarqués… vous êtes embarqués…](Lacan, Conférence à l'université de Milan, le 12 mai 1972)


超自我が設置された時、攻撃欲動の相当量は自我の内部に固着され、そこで自己破壊的に作用する。Mit der Einsetzung des Überichs werden ansehnliche Beträge des Aggressionstriebes im Innern des Ichs fixiert und wirken dort selbstzerstörend. (フロイト『精神分析概説』第2章、1939年)

我々が、欲動において自己破壊を認めるなら、この自己破壊欲動を死の欲動の顕れと見なしうる。それはどんな生の過程からも見逃しえない。

Erkennen wir in diesem Trieb die Selbstdestruktion unserer Annahme wieder, so dürfen wir diese als Ausdruck eines Todestriebes erfassen, der in keinem Lebensprozeß vermißt werden kann. (フロイト『新精神分析入門』32講「不安と欲動生活 Angst und Triebleben」1933年)


私は病気だ。なぜなら、皆と同じように、超自我をもっているから[j'en suis malade, parce que j'ai un surmoi, comme tout le monde]( Lacan parle à Bruxelles, 26 Février 1977)



先の柄谷曰くの《世界中どこもまともじゃない。こんなに脆いものだったのか、っていうのは、やっぱりすごく思いますよね》は、科学と資本の両方から来るんだよ。それともちろん超自我からも。三重苦だね。