「イキのいい女はどこに行ったのか」と前投稿で記したところだが、さっそく教えてもらったよ、とっても感謝します! 日本の場合はこっちに移行したんだな。やっぱり世界に誇るエロ先進国だ。
あまりにも感動したので、かなり長いGIF、しかも鮮度を上げて切り取ったのでさらにいっそう重くなったGIFファイルを貼り付けて記念にさせていただきます。
廃墟 谷川俊太郎 |
神をもとめる祈りもなく 神を呪う哲学もなく さながら無のようにかすかに そこにはただ神自身の歌ばかりがあった 私はもはや歌わぬだろう たしかな幸福の昨日について 寂寥の予感あふれる明日について そしてはるかにむなしい快晴の今日について |
廃墟は時の骨だ 今日の風が忘れる方へ吹いてゆき 人の意味は晴れわたった空に消える 廃墟はただ佇むことを憧れる 若い太陽の下に 意味もなく佇むためにのみ佇むことを ──「62のソネット」 |
ああ、廃墟になった享楽の顕現! |
反復は享楽の回帰に基づいている[la répétition est fondée sur un retour de la jouissance]。〔・・・〕フロイトは強調している、反復自体のなかに、享楽の喪失があると[FREUD insiste : que dans la répétition même, il y a déperdition de jouissance]。ここにフロイトの言説における喪われた対象の機能がある。これがフロイトだ[C'est là que prend origine dans le discours freudien la fonction de l'objet perdu. Cela c'est FREUD]. 〔・・・〕 フロイトの全テキストは、この「廃墟となった享楽」への探求の相がある[conçu seulement sous cette dimension de la recherche de cette jouissance ruineuse, que tourne tout le texte de FREUD. ](Lacan, S17, 14 Janvier 1970) |
例えば胎盤は、個体が出産時に喪う己の部分、最も深く喪われた対象を表象する[le placenta par exemple …représente bien cette part de lui-même que l'individu perd à la naissance , et qui peut servir à symboliser l'objet perdu plus profond. ](ラカン、S11、20 Mai 1964) |
ああ、神のタタリ!
神のタタリ(外立)[l'ex-sistence de Dieu] (Lacan, S22, 08 Avril 1975) |
問題となっている女なるものは、神の別の名である[La femme dont il s'agit est un autre nom de Dieu](Lacan, S23, 18 Novembre 1975) |
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神は不気味なものである[Gottes …Er ist ein unheimlicher](フロイト『モーセと一神教』2.4、1939年) |
女性器は不気味なものである[das weibliche Genitale sei ihnen etwas Unheimliches. ](フロイト『不気味なもの Das Unheimliche』1919年) |
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ひとりの女は異者である[une femme, …c'est une étrangeté. ](Lacan, S25, 11 Avril 1978) |
異者がいる。…異者とは、厳密にフロイトの意味での不気味なものである[Il est étrange… étrange au sens proprement freudien : unheimlich ](Lacan, S22, 19 Novembre 1974) |
ああいったのが流通しちまうと、芸術は歯が立たなくなるよ
21世紀の芸術劣化の主因はあそこにあるんじゃないかね