2022年3月19日土曜日

あなたはプーチンです。さて、あなたならどうしますか?

 すばらしいね、このミスターKanAugustのツイートは(表現や論理が単純化され過ぎているのはツイッター上の挑発メッセージとして許容すべきだ)。

日本のウクライナ応援一辺倒のインテリ、あるいはアメリカ&NATOのポチ国際政治学者たちに是非反論してほしいね。


@KanAugust Mar 18, 2022


1/


あなたはロシア(青)のリーダーです


NATO(赤)がロシアへ向かって年々拡大してます。

NATOがウクライナとジョージアの参加を検討すると言いました。


NATOの仮想敵はロシアです。


さて、あなたならどうしますか?


https://en.wikipedia.org/wiki/Member_states_of_NATO





2/


まずは国際社会に訴えますよね。

2008年:

https://www.reuters.com/article/us-russia-nato-putin-idUSKBN1K92KA





3/


次に、脅しますよね。

「ウクライナをNATOに入れたり、NATOの軍入れたりしたら、ロシアの生死に関わる脅威とみなすぞ、コラ!」

ってかんじですね。

2021年11月:

https://abcnews.go.com/International/wireStory/putin-warns-west-moscow-red-line-ukraine-nato-81466257





4/


しかし、2014年の暴力革命以来、アメリカの傀儡であるウクライナ政府は「反ロシア」を煽り続け、国内のロシア人を攻撃し、ロシア語を廃止。


https://www.reuters.com/article/us-ukraine-parliament-language-idUSKCN1S111N



5/


ウクライナ内部でアメリカに支援された軍隊、軍事訓練が行われる

2021年9月

https://www.reuters.com/business/aerospace-defense/ukraine-holds-military-drills-with-us-forces-nato-allies-2021-09-20/





6/


ウクライナ内部にアメリカ支援の25もの生物兵器研究所が作られる

ヌーランド国務次官の証言

https://twitter.com/KanAugust/status/1501791766164520964




7/


ロシアの武力を使った侵攻は非難されるべきだと思います。


しかし、こういった背景を考慮することなしに、

ロシアが一方的に悪い、ウクライナは正義だ、と叫び続けるのなら

おめでとうございます、あなたは正真正銘の「平和ボケ」です。

8/


そんなあなたには、日本の国防を語る資格はありません。

もちろん核の装備の話をする資格もありません。


先の大戦で日本を守るために戦った先祖に失礼です。

9/


ゼレンスキーがアメリカ議会で、ロシアの侵攻を日本の真珠湾攻撃に例えたのは正しい


どちらも「窮鼠猫を噛む」の状態まで追い込まれたという点で。そしてその後一斉に欧米から弁解の余地のない避難に追い込まれたという点でも。


もう一度言います。武力による侵攻は非難されるべき。

10/


しかし、日本人ならロシアの置かれた状況に同情することができるはず。

できなければ、日本の保守派の人たちがこれまで主張してきた

「大東亜戦争」に関するロジックが完全崩壊してしまう。


ここを、いわゆる保守と呼ばれる人たちは理解できてない。

11/


あまりにも、中国とロシアを重ねて見てしまっているから、

あまりにも、ロシアとソ連を重ねて見てしまっているから、

ロシアとウクライナの関係の真相がぼやけてしまっている。


今からでも遅くない、気づいて欲しい、目覚めて欲しい。


以上。



なおさるネオコン脳が《最初から事実認識が間違っている。NATO2008年からずっとウクライナの加盟を拒否してきた。》と反論しているようなので、20084月のNATOブカレスト宣言の公式サイトからも貼り付けておく。





上のたぐいの脳軟化症者はさておき、少しでも批評精神のある者は、最低限、2014年以降のウクライナ、あるいは現在の大統領ゼレンスキーが「アメリカの操り人形でない可能性」が少しでもあるのかを問うてほしいね。



Godard, Adieu au Langage, 2014




現実はない。現実はたんに幻想によって構成されている[il n'y a pas de réalité.La réalité n'est constituée que par le fantasme](Lacan, S25, 20 Décembre 1977)