2022年4月25日月曜日

日本のみなさんが大嫌いな「赤い」立場

 実に「正しいこと」言ってんだよな、橋下徹って。少なくともこの点に関しては。



橋下徹が今までひどく問題にある発言や政策をしてきたことを認めるのに吝かではないが、ウクライナ戦争における発言「のみ」に限っては、あれらネオコン宗教信者の国際政治学者集団の発言とは雲泥の差だね。上で引用RTしている篠田英朗とか鶴岡路人とか、あるいは次の鈴木一人とか・・・このたぐいの国際政治学者なる連中は腐るほどいるが。



ーー国防長官オースティン国防長官なんか大手軍需産業レイセオン・テクノロジーズの取締役だからな、戦争拡大でウハウハだよ。


だいたい橋下徹は、前回引用した「ショルツ首相宛ての「ウクライナへの武器供給の停止を要求する」オープンレター」の線でずっと語っている。


Offener Brief fordert von Scholz Stopp der Waffenlieferungen an die Ukraine

22.4.2022

Open letter calls for German arms deliveries to Ukraine to be stopped



ショルツ首相宛ての「ウクライナへの武器供給の停止を要求する」オープンレター(ジャーナリスト Daniela Dahnと音楽家 Konstantin Weckerによる)。


元連邦議会副議長 アンチュ・フォルマー Antje Vollmerや元国連事務次長ハンス・クリストフ・グラフ・フォン・スポネック Hans Christoph Graf von Sponeck等、18名の署名。


このオープンレターの内容は主に次の二点。


・ドイツ政府とEU、NATO諸国にウクライナへの武器供給の停止を要求し、キエフの政府に軍事抵抗を終わらせ、停戦と政治的解決の交渉へと促すこと。

・武器供給は戦争を長引かせ、外交的解決を遠のかせるだけであり、ウクライナ国民・国土の被害が膨らむ。このままの展開なら、より大きな戦争へと向かい、核戦争を招きかねないというもの。



この立場は日本のみなさんが大嫌いな「赤い」立場だけどさ



【国際観察】冷戦という亡霊がなおワシントンを徘徊している


人民網日本語版 2022年04月21日

冷戦終結からすでに30年余りになるが、冷戦思考の亡霊がいまだにホワイトハウス、キャピトル・ヒル、ペンタゴン、CIAの上空を徘徊している。米国の一部政治屋は常に「ゼロサムゲーム」と「イデオロギー対立」の観点で国際情勢を捉え、「新冷戦」を作り出そうとしている。本来なら東西の意思疎通の懸け橋となるはずのウクライナは、大国間対立の最前線へと一歩一歩押し出されていった。(謝卉・中国国際問題研究院米国研究所研究補助員)


現在のウクライナ情勢は、米国が長年苦心して仕掛けた「罠」である。ワシントンがウクライナで「オレンジ革命」と「マイダン革命」を相次いで推進したことに、米国主導のNATOの5回にわたる東への拡大が加わって、地域の安全保障バランスは深刻に崩れ、ロシアは米国が仕組んだ紛争の「チェスゲーム」に引きずり込まれていったのである。先日には、米国の指導者がポーランドの首都ワルシャワで冷戦色の濃い演説を行い、イデオロギー対立と「西側世界」による経済制裁や軍事展開の抑止力を力の限り宣伝しさえした。米国は一方ではウクライナに武器を供与し続け、ウクライナ国民の利益を犠牲にして、ロシアの国力を消耗させ、他方では欧州の安全保障の窮地を力の限り誇張して、NATOの再活性化を企てている。根本的に見て、ロシア・ウクライナ紛争はまさに、米国の冷戦思考と覇権主義的政策の長期的積み重ねがもたらした悪しき結果なのである。


ウクライナ危機の発生と推移の過程は、米国の一部政治屋の思考が、いまだにゼロサムゲームの古い時代にとどまっていることを、改めて世界の人々に知らしめた。彼らは対立を煽り、紛争を作り出すことに熱中し、欧州を含む西側諸国を米国の覇権主義の戦車に縛り付けたうえで、漁夫の利を得ようと企てているのである。


団結し、安定した、自主独立の欧州を米国が望んでいないのは明らかだ。冷戦後、米国の政治屋は、欧州に解決困難な地政学的膠着状態を植え付け、戦略面で対米従属を深めさせようとしている。欧州に供給される天然ガスの40%以上がロシア産であり、ロシアのEU向け天然ガス輸出は2021年には1926億立方メートルに達し、総輸出量の81%を占めた。EUはロシア最大の貿易パートナーであり、ロシアとEUの二者間貿易額は2021年には2820億ドル(1ドルは約128円)に達し、ロシアの貿易総額の35.7%を占めた。 EU諸国が対露制裁に続々と加わったため、二者間貿易は大きく縮小した。米国は時代後れの冷戦思考で地政学的戦略の「巨大なチェス盤」でゲームをし、世界を分断と対立の深淵へと一歩一歩追いやっている。


紛争や戦争を繰り返し仕掛けてきた事実、和平交渉の促進に全く関心がない冷淡さ、さらには紛争を長期化させようとする目論見。これらはいずれも、米国が21世紀の冷戦の策謀家であることをこれ以上ないほど明確に示している。世界や地域の安全・安定維持が、米国の戦略的選択肢において優先されたことはなく、米国が真に気にかけているのは国際構造、特に大国間ゲームにおける自らの主導的地位だ。

「新冷戦」は人々に支持されず、紛争は誰の利益にもならない。米側は再三にわたり、ロシアに圧力をかけるよう他の国々を威圧し、飴と鞭の手法を取ってきたが、依然として一方的制裁に反対し、ロシアとウクライナが和平交渉の勢いを保ち、対話と交渉によって紛争を解決することを支持している国も少なくない。もし、それでも過去にとどまり、植民地主義的拡張の旧時代にとどまり、冷戦思考とゼロサムゲームの旧枠組にとどまり、頑なに世界の平和的発展の足枷となるのなら、最終的に米国は時代に取り残されることになるだろう。


反赤とは事実上この米ネオコンの立場だよ。それが大好きな日本人。



武器供給で大儲けしている米ネオコンが次にやりたいことはわかっている。ウクライナの操り人形を使っての天然ガスのパイプライン破壊。で、米国の高価な天然ガスをEUという諸国(属国)に買わせて大儲けしたいのさ。これが起こるのはもはや時間の問題じゃないかね


と記したところで、「中国政府がチベットを弾圧しているというお話し」はCIAによるプロパガンダなどという記事ーー「知られざるCIAチベット秘密作戦の全貌~西側アンチ・チャイナ・プロパガンダの内幕」ーーを偶然見てしまったな。これは脊髄反射的に示しておくだけで、反中の日本人である反米のボクは十全に懐疑しなくちゃな・・


《2015年4月、長い間ダライ・ラマの特別公使を務めていた実兄ジアレ・ダンツーが『カリンポンの麺職人~チベットについての誰も知らない私の悩み』を出版しました。この中で彼は次のように書いています。


「私の生涯で最大の失敗はCIAに協力したことだろう。私たちはCIAの支援を受け入れた。彼らの代わりにチベットの人員を武装させ訓練する役を引き受けてしまったのだ。この秘密訓練所は、最初インド-パキスタン国境のとある場所にCIAが自ら建設したものだが、のちにネパールのムスタングに移動した。》


ーーウクライナでもCIAはマチガイナクこれをやってきた・・・などとは言わないでおくさ



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◼️G7とE7の分断に陥った世界 笛吹く米国、踊らぬ新興国 金融PLUS 金融部長 河浪武史




いつまでもごく限られたエリアのチョロチョロした諸国連合がイバっててもな