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2024年1月26日金曜日

四猿文化の帰結

 

前回に引き続いて、ここでは簡潔に言えば、次の態度は、大勢順応主義、あるいは空気を読む文化の日本的環境ではことさら難しいんだろうよ。


反時代的な様式で行動すること、すなわち時代に逆らって行動することによって、時代に働きかけること、それこそが来たるべきある時代を尊重することであると期待しつつ。〔・・・〕

世論と共に考えるような人は、自分で目隠しをし、自分で耳に栓をしているのである。(ニーチェ『反時代的考察 』1876年)


日本では「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿やってるのが一番さ、「なさざるの共犯者」ってのもあるから、四猿だね。


現在の日本でも、〔・・・〕目立つことがよくなくて、大勢が「なさざるの共犯者」となり、そのことを後ろめたく思いながら、自分が目立つ「槍玉」に挙がらなかったことに安堵の胸をひそかになでおろすのが、偽らない現実である。(中井久夫「意地の場について」初出1987年『記憶の肖像』所収)


で、キミたちは事実上、ガザジェノサイドの共犯者やってるってわけだろ、チガウノカイ?


「いま沈黙することはジェノサイドの共犯者になることです」(岡真理「沈黙は虐殺の共犯」朝日新聞、2023年11月14日)


これが四猿文化の必然的帰結だね




ところで戦争犯罪には時効がないんだ、共犯者だってそうさ。ワカッテルカイ?