これも前回に引き続き「もはやなにも驚かない」の話だな
「日本国民はいいんですかね」、ウクライナ人がやってきているような自殺行為の戦争を引き受けて?
◾️Michael Hudson on the US Economy – Surprisingly Resilient or Potemkin Village? |
ーーバイデン政権に、 脱ドル化のプロセスを止めるための、直接的な軍事介入以外の手段はありますか? |
Dimitri Simes Jr. : Does the Biden administration really have any instruments at its disposal other than direct military intervention to try and stop the process of de-dollarization? |
マイケル・ハドソン)いいえ、 今のアメリカには軍事介入しかありません。硬直しています。アメリカは長年、 核兵器に多大な投資をしてきたため、 徴兵制を復活させ、 武装した軍隊を他国に侵攻させることはできません。 ベトナム戦争の時のように、学生の抗議が起きるからです。2015年の米国支援のクーデター後にウクライナ人がやってきているような自殺行為の戦争を、 他の国にもやらせることができない限り、 米国が本当に軍事的に戦うことができるのは核兵器だけなのです。しかし、他の国をウクライナのようなことをやらせるのは難しそうだ。 台湾人がそんなことをやりそうにない。 日本人だけがやる可能性がある。 |
Michael Hudson : No, that’s all that America has now. It’s muscle-bound because for years America has put all of its money into atomic war. So America can’t reintroduce a draft and have an army invading another country because you’d have student protests like you had in the Vietnam War. So all that America really has to fight with militarily is atom bombs. Unless it can get other countries to commit suicide, like the Ukrainians are doing after the American coup d’etat of 2015. But it looks like it’s going to have difficulty having other countries follow Ukraine. And I don’t see the Taiwanese doing this, only the Japanese might be willing to do this. |
いいんだろうよ、ムラ人は不感症だからな |
強迫的な農耕社会…彼らの大間題の不認識、とくに木村の post festum(事後=あとの祭)的な構えのゆえに、思わぬ破局に足を踏み入れてなお気づかず、彼らには得意の小破局の再建を「七転び八起き」と反復することはできるとしても、「大破局は目に見えない」という奇妙な盲点を彼らが持ちつづけることに変わりはない。そこで積極的な者ほど、盲目的な勤勉努力の果てに「レミング的悲劇」を起こすおそれがある--この小動物は時に、先の者の尾に盲目的に従って大群となって前進し、海に溺れてなお気づかぬという。(中井久夫『分裂病と人類』第1章、1982年) |
日本社会には、そのあらゆる水準において、過去は水に流し、未来はその時の風向きに任せ、現在に生きる強い傾向がある。現在の出来事の意味は、過去の歴史および未来の目標との関係において定義されるのではなく、歴史や目標から独立に、それ自身として決定される。〔・・・〕 労働集約的な農業はムラ人の密接な協力を必要とし、協力は共通の地方心信仰やムラ人相互の関係を束縛する習慣とその制度化を前提とする。この前提、またはムラ人の行動様式の枠組は、容易に揺らがない。それを揺さぶる個人または少数集団がムラの内部からあらわれれば、ムラの多数派は強制的説得で対応し、それでも意見の統一が得られなければ、「村八分」で対応する。いずれにしても結果は意見と行動の全会一致であり、ムラ全体の安定である。(加藤周一『日本文化における時間と空間』2007年) |
以上、この2年強のあいだ何度も繰り返した「もはやなにも驚かない」でした。
ところで、ロシア国連大使のワシーリー・ネベンジャはこう言ってるようだな、 |
今日のウクライナは、西側のために、西側の武器を使って最後のウクライナ人まで戦う民間軍事会社にすぎない。 キエフ政権に残されたのは、無力な怒りに駆られ、最悪のテロリストの伝統に従って行動し、ロシアの都市の平和な地域を意図的に砲撃し、本物のテロ攻撃を行うことだけだ。 自国民の利益を裏切り、ゼレンスキーとその側近のための西側の金と手当てのために犠牲となったテロリストとナチスの非人間的で厭世的政権である。 |
Ukraine today is nothing more than a private military company that is fighting to the last Ukrainian for the West and with Western weapons. All that remains for the Kiev regime is to act, in a fit of impotent anger, in the worst terrorist traditions, purposefully shelling peaceful neighborhoods of Russian cities and committing real terrorist attacks. This is how it will go down in history: an inhuman and misanthropic regime of terrorists and Nazis who betrayed the interests of their people and sacrificed them for Western money and handouts for Zelensky and his inner circle. |
ーーExcerpt from statement by Vasily Nebenzya, Permanent Representative of the Russian Federation to the UN, at UNSC briefing on Ukraine, New York City, April 11, 2024. Source: Russian Mission to the UN |
というわけで、岸田演説の近未来の帰結は、米国のために戦う属国日本株式会社ってところかね?
おい、「ガスライティング、自己欺瞞、卑屈さの全てを同時に兼ね備えた最高レベルの行為」だって褒められてるぜ