パレスチナ情報を追っていると、どうしても政治家ーー特に西側の醜悪な顔をした政治家ーーの写真に行き当たって気分がひどく悪くならざるを得ない。
そうではない写真を見ようではないか。ああこれが人間だ、という写真を。
いかにも一家の大黒柱という風貌をした初老の男に魅了される。その彼の家族の卓袱台を囲んでの食事。こうであるべきだ、家族とはーーという思いがふと脳内をよぎる。