2024年11月16日土曜日

第三発目の原子爆弾はまた日本の上へ落ちると思います


J SATO氏が立て続けに優れた情報提供してるな、




どうだい、みなさん、反論できるかい? 

➡︎「トランプもネオコンのフロントマンに過ぎない


ほっといたらそのうち日本に落ちるんじゃないかね


ミアシャイマー)核兵器による世界大戦の可能性がある場所があるとすれば、それは東アジアだ。 ヨーロッパではない。

if there is a place where there is potential for World War with nuclear weapons, it's in East Asia. It's not in Europe.

ーーProf. John Mearsheimer on Trump, Ukraine, Nuclear War, Israel-Gaza, and the Dangers of Multipolarity, Jasmin Kosubek  2024/11/03



先にアメリカに落としてもらうことだよ、


そういえば、高校時代こんな文を読んだことがあるな、

この間、あるフランスの若い女性が尋ねて来た。大学内のゴルフ場のレストランへ案内して話をした。緑に囲まれた食堂では、何人かの人々が静かに食事をしていた。生粋のパリ育ちのこの女性は数年間を日本で過ごしたのである。私たちはよも山の話をしていたが、やがて話は日本における生活、ことに東京の生活のことになった。どういう話のきっかけだったか忘れたが、というのはその時彼女が言ったことばに衝撃をうけて、何の話の中でそうなったのかよく記憶していない。彼女は急に頭をあげて、ほとんど一人言のように言った。 《第三発目の原子爆弾はまた日本の上へ落ちると思います。》 とっさのことで私はすぐには何も答えなかったが、しばらくしても私はその言葉を否定することができなかった。それは私自身第三発目が日本へ落ちるだろうと信じていたからではない。ただ、私は、このうら若き外人の女性が、何百、何千の外人が日本で暮らしていて感じていて口に出さないでいることを、口に出してしまったのだということがあまりにもはっきりわかったからである。彼女は政治的関心はなく、読書も趣味も友人も、ごく当たり前の娘さんである。まして人種的偏見なぞ皆無である。感じたままを衝動的に口に出しただけなのである。(森有正「木々は光を浴びて」 1970年11月)


ま、これは森有正の作り話という噂もあるがね、でも東アジアに落ちるんだったら日本だってのはたいていのインテリはそう思ってるよ、


◾️マイケル・ハドソン「軍を通じてのドルの海外送金」2023年6月12日

 Sending Dollars Abroad … via the Military By Michael Hudson, June 12, 2023

ーーバイデン政権に、 脱ドル化のプロセスを止めるための、直接的な軍事介入以外の手段はありますか?

マイケル・ハドソン)いいえ、 今のアメリカには軍事介入しかありません。硬直しています。アメリカは長年、 核兵器に多大な投資をしてきたため、 徴兵制を復活させ、 武装した軍隊を他国に侵攻させることはできません。 ベトナム戦争の時のように、学生の抗議が起きるからです。2015年の米国支援のクーデター後にウクライナ人がやってきているような自殺行為の戦争を、 他の国にもやらせることができない限り、 米国が本当に軍事的に戦うことができるのは核兵器だけなのです。しかし、他の国をウクライナのようなことをやらせるのは難しそうだ。 台湾人がそんなことをやりそうにない。 日本人だけがやる可能性がある。

Dimitri Simes Jr. : Does the Biden administration really have any instruments at its disposal other than direct military intervention to try and stop the process of de-dollarization?

MH: No, that’s all that America has now. It’s muscle-bound because for years America has put all of its money into atomic war. So America can’t reintroduce a draft and have an army invading another country because you’d have student protests like you had in the Vietnam War. So all that America really has to fight with militarily is atom bombs. Unless it can get other countries to commit suicide, like the Ukrainians are doing after the American coup d’etat of 2015. But it looks like it’s going to have difficulty having other countries follow Ukraine. And I don’t see the Taiwanese doing this, only the Japanese might be willing to do this.



◾️マイケル・ハドソン「米国の共犯:イスラエル、援助、そして議員の循環フロー」2024年8月1日

US Complicit: Israel, Aid and the Congressman’s Circular Flow By Michael Hudson, August 1, 2024

アメリカの軍事力は低下しています。そして軍にとって、それは、今戦争をせずに来年まで待てば、勝てる可能性がどんどん低くなることを意味します。


そう、現実には、核戦争が起きてチェス盤がひっくり返されない限り、彼らはどこに行っても負けるでしょう。そして、彼らの考えでは、アメリカはウクライナからイスラエル、イランに至るまで、あらゆる手段を講じて報復を煽っている。さらにアメリカは攻撃を受けている、ただ自国を守っているだけだ、と国民や有権者に告げれば、ナチスも知っていたように、ゲッベルスが言ったように、防衛のためだと言えば、国民を味方につけることができる、ということだと思います。


The American ability to fight militarily is going down. And to the military, that means if we don’t have war now and wait till next year in the future, we’ll be less and less and less able to win.


Well, the reality is they’re going to lose wherever they go, unless there’s atomic war and the chessboard is thrown over. And I think their feeling is the Americans are doing everything they can, from Ukraine to Israel to Iran, to try to stir up a retaliation so that they can then say, ah, we’re under attack, we’re purely defending ourselves, and once you tell your population and your voters this is a war for defense, as the Nazis know, you can always get a―as Goebbels said, you can always get a population on your side if you say it’s for defense.



ゲッベルスとあるが、在庫がないのでかわりにヒトラー後継候補第一人者だったヘルマン・ゲーリングと中井久夫を付け加えておくよ、

もちろん、普通の人間は戦争を望まない。〔・・・〕しかし、政治を決定するのは国の指導者だ。国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。 国が民主主義であれ、ファシスト独裁であれ、議会制あるいは共産主義独裁であれ。〔・・・〕とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ。

Natürlich, das einfache Volk will keinen Krieg […] Aber schließlich sind es die Führer eines Landes, die die Politik bestimmen, und es ist immer leicht, das Volk zum Mitmachen zu bringen, ob es sich nun um eine Demokratie, eine faschistische Diktatur, um ein Parlament oder eine kommunistische Diktatur handelt. […] Das ist ganz einfach. Man braucht nichts zu tun, als dem Volk zu sagen, es würde angegriffen, und den Pazifisten ihren Mangel an Patriotismus vorzuwerfen und zu behaupten, sie brächten das Land in Gefahr. Diese Methode funktioniert in jedem Land. (ヘルマン・ゲーリングHermann Göring ーー独房での法廷心理学者との対話にて、1946年4月18日)



ま、どこの国でもそうなんだが、「共感の共同体」日本は最もこの手に乗りやすい国だろうよ、


実際、人間が端的に求めるものは「平和」よりも「安全保障感 security feeling」である。人間は老病死を恐れ、孤立を恐れ、治安を求め、社会保障を求め、社会の内外よりの干渉と攻撃とを恐れる。人間はしばしば脅威に過敏である。しかし、安全への脅威はその気になって捜せば必ず見つかる。完全なセキュリティというものはそもそも存在しないからである。  


「安全保障感」希求は平和維持の方を選ぶと思われるであろうか。そうとは限らない。まさに「安全の脅威」こそ戦争準備を強力に訴えるスローガンである。まことに「安全の脅威」ほど平和を掘り崩すキャンペーンに使われやすいものはない。(中井久夫「戦争と平和ある観察」2005年)



つまり次のような国はね、


国民集団としての日本人の弱点を思わずにいられない。それは、おみこしの熱狂と無責任とに例えられようか。輿を担ぐ者も、輿に載るものも、誰も輿の方向を定めることができない。ぶらさがっている者がいても、力は平均化して、輿は道路上を直線的に進む限りまず傾かない。この欠陥が露呈するのは曲がり角であり、輿が思わぬ方向に行き、あるいは傾いて破壊を自他に及ぼす。しかも、誰もが自分は全力をつくしていたのだと思っている。(中井久夫「戦争と平和についての観察」初出2005年『樹をみつめて』所収)



森有正の親しい友人だった丸山真男も言ってるね、

……ある旧高官から非常に面白い比喩をきかされたことがあります。それは今度の戦争というのは‥お祭りの御輿の事故みたいなものだということです。始めはあるグループの人が御輿をワッショイワッショイといって担いで行ったが、ある所まで行くと疲れて御輿をおろしてしまった。ところが途中で放り出してもおけないので、また新たに御輿を担ぐものが出て来た。ところがこれ又、次のところまで来て疲れて下ろした。こういう風に次から次と担ぎ手が変り、とうとう最後に谷底に落ちてしまった、というのです。…結局始めから終りまで一貫して俺がやったという者がどこにも出て来ないことになる。つまり日本のファシズムにはナチのようにそれを担う明確な政治的主体-ファシズム政党-というものがなかった。しかもやったことは国内的にも国際的にもまさにファッショであった。主体が曖昧で行動だけが残っているという奇妙な事態、これが支配層の責任意識の欠如として現われている。(丸山真男「戦争責任について」1956.11)


最近衝撃だったのは、マトモな親露派かつ反イスラエル派だと見做していた連中の大半が、トランプを神輿に担ぎ上げてワッショイやってることだな、、、


※追記

ははあ、忍耐強い彼もいくらかキレ出したな。




こっちは先の「中井=丸山」系かつマイケル・ハドソン系の話だ。



ということを一部の冷徹な人間が指摘しても日本全体としては変わらないんだよな、ムラ社会日本では。


労働集約的な農業はムラ人の密接な協力を必要とし、協力は共通の地方心信仰やムラ人相互の関係を束縛する習慣とその制度化を前提とする。この前提、またはムラ人の行動様式の枠組は、容易に揺らがない。それを揺さぶる個人または少数集団がムラの内部からあらわれれば、ムラの多数派は強制的説得で対応し、それでも意見の統一が得られなければ、「村八分」で対応する。いずれにしても結果は意見と行動の全会一致であり、ムラ全体の安定である。(加藤周一『日本文化における時間と空間』2007年)

農耕社会の強迫症親和性〔・・・〕彼らの大間題の不認識、とくに木村の post festum(事後=あとの祭)的な構えのゆえに、思わぬ破局に足を踏み入れてなお気づかず、彼らには得意の小破局の再建を「七転び八起き」と反復することはできるとしても、「大破局は目に見えない」という奇妙な盲点を彼らが持ちつづけることに変わりはない。そこで積極的な者ほど、盲目的な勤勉努力の果てに「レミング的悲劇」を起こすおそれがある--この小動物は時に、先の者の尾に盲目的に従って大群となって前進し、海に溺れてなお気づかぬという。(中井久夫『分裂病と人類』第1章、1982年)


僕は最近は完全に諦めているから、祈ってるんだよ、どうせ近未来に必ず起こる財政大地震だから、それがはやいところ起こって戦争どころじゃなくなるのを。もちろん本物の大地震でもいいがね。