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2014年12月17日水曜日

「行け、我が想い、黄金の翼に乗って」

昨夕、テニス仲間のお嬢さんの結婚パーティに招かれるなり。当地の結婚式は、日本にくらべてひどく派手で、20年前はじめて住みはじめたときは、祝いのパーティが一週間続くなどということもあった。いまでも田舎にいけば三日間というのは珍しくない。都心部ではもう稀になったが、大きな庭つきの会場で5~6時間えんえんと暴飲暴食の無礼講というのはまだしばしばある。

そう、たとえばコッポラの『ゴットファザー』でのイタリアの結婚パーティといった気味がある。


 


出席したらわたくしもなにか芸をしなくてはいけないのだが、最近はヴェルディを歌う。自慢ではないが、--といいつつ自慢するが、わたくしはかなり歌が上手い。高音はだんだんでなくなってきたが、いわゆる腹式呼吸の爆音系で、はじめての観衆は一瞬啞然とする。17歳の長男が出席するときは、息子にギターで伴奏してもらう。





昨晩は息子が試験中なので、電子ピアノ伴奏でのひとり舞台だったが、もう何度も歌っているので、テニス仲間たちもようやく覚えてくれ、途中から合唱が入った。





やはりいくらわたくしが「美唱」しても、このヘブライの奴隷の合唱 「Va pensiero,sull'ali dorate ~ 行け、我が想い、黄金の翼に乗って」は、多人数で歌うのがすばらしい。これからは合唱にしてもらって、いささかマンネリ気味なので、別のレパートリーを探さなくてはならない。

そもそも、かつて若き時代の日本でのカラオケレパートリーは、エルビス・プレスリーの持ち歌が多かった、--ふだんはバッハやらフォーレ、ヴェーベルンなどと言っている人間だが、わたくしの音楽への愛は、まずは朗々とした歌唱から始まっている。

といっても老いていまさらプレスリーでもないので、そのうちやはりこれもヴェルディのIngemiscoでもかましてやるつもりでいる。