2018年1月11日木曜日

Michèle Favartの「謝肉祭の騒ぎ」

◆Michèle Favart performs Schubert, Schumann, Scarlatti (1963, Piano Bechstein)



Michèle Favartはぜんぜん知らない名で、ネット上にも情報はほとんどないのだけど、すばらしいアルバムだな、やたらにうまいよ、シューベルトだってスカルラッティだって。あるいはブラームスの間奏曲だって(これ、グールドよりいいよ)。ピアノがベヒシュタイン Bechstein のせいもあるんだろうか、

とくにシューマンOP26『ウィーンの謝肉祭の騒ぎ』(Faschingsschwank aus Wien)の第4曲「間奏曲」 12:15に痺れてしまった。

この曲はこんなに胸をギュッとつかまれる曲だったんだろうか

◆Great Pianists in Comparison - Schumann "Intermezzo"




ーーときいてみたら、冒頭のAdelina de Laraと Magda Tagliaferro (4:17)はとってもいいな、やっぱりピアニストは女じゃないとダメだね、子宮で弾いてるよ、彼女らは。

ミケランジェリ? 彼が真に「女になった」のはーーつまり「歌う身体の神秘」の演奏家になったのはーー、ステージで脳溢血で倒れてからの晩年だね、

◆Arturo Benedetti Michelangeli: bis dopo concerto con Celibidache Debussy: Hommage a Rameau




男が真に「子宮」で弾けるようになるには、まずはだかになって弾かなくちゃいけないよ、そこからだな、スタートは。