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2018年7月17日火曜日

D944練習風景の眩暈

前回、シュナーベル親子の、あまりにも見事なD951を掲げたが、そのせいでシューベルトの晩年の曲をいくつか聴いていた。

そしてYouTubeで、D944「グレート」の、カール・ベーム、ウィーン・フィルの練習風景の一時間強の映像に出会った。

わたくしは交響曲をほとんど聴かなくなってしまったが、その稀な例外は、D944ハ長調だ。最近ではこの曲のみをときに聴くといってもよいくらい。




びっくりした。なんだかすべてがふっとんだ心持がする。

この半年ほど映画作品をかなりたくさんみたのだけれど、こんなに熱心にみた作品はない。それほど魅惑されてこの映像をみた。やはりわたくしは音楽への愛の人間なのだ。

D944は、ウィーンフィルじゃなくてはならない。それもベームがやっぱりいい。そうは思っていた。とはいえ実に文字通り「手に汗にぎって」一時間のあいだ集中してしまった。