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2022年8月11日木曜日

鶴翼の問いかけーー国際政治学者や軍事評論家たちに向けて

 おっそろしい集団思考の根深い病理」で鶴翼氏の一連のツイートを掲げたが、本日のものも実に素晴らしい。


◼️鶴翼 thread

 kakuyokusyugi @kakuyokusyugi 2022/8/11

国際政治や軍事の専門家は3月頃、ロシアの精密誘導兵器を使った学校や病院への攻撃に対して、「プーチンは狂った。市民を「巻き添え」にしてるのではなく「ターゲット」にしている」と非難 していた


ウクライナ軍がそこに拠点を作ってるからという反論を、ロシアのプロパガンダ工作とバカにしながら


Hitoshi Omae 大前仁

@HitoshiOmae

 · Aug 10

続き)批判を呼んだアムネスティの報告書


国連で戦争犯罪の調査官を務めるガーラスコ氏は「とりわけ市街戦では、ウクライナ軍は自分たちの守備する地域に部隊を配置できる」として、アムネスティの戦争法規に関する解釈は「誤っている」と指摘している。


@kakuyokusyugi


しかし、アムネスティの報告書によってそれは間違いだったと分かったわけだ。


親露派でロシアのプロパガンダ工作を広めている連中と彼らが罵っていた人たちは、ただ真実を語っていただけで、それを批判していた専門家たちの認識が間違っていたと。


で、いま国際政治の専門家たちは、「市街戦でウクライナ軍が自分達の守備する地域に部隊を配置するのは国際法違反ではない」 と言っている。


”部隊配置だけみると”確かにそうだが、彼らは「ウクライナ軍が市民を逃がさないように閉じ込めていた」という事実にまだ目を向けていない。


専門家たちが100:0で全部ロシアの責任にして非難するもんだから、それを逆手にとったウクライナのやり方はどんどんエスカレートしていった。


ロシアの軍事侵攻が始まったらウクライナは戒厳令を出した。

街には部隊が配備され、街と街を繋ぐ幹線道路には検問が設置された。


ウクライナ軍が配備された前線地域の住人は車で街から逃げようとしたが、検問所は住人を通さなかった。


そんな中での民間人の犠牲がでたが、専門家はロシアの責任として非難した。


ロシアは住人に逃げるように勧告したし、人道回廊を作っていた。ウクライナ政府にも住人を逃がすように協議していた。

ウクライナは住人を逃がすことをずっと拒否していた。住人の逃げるすべを封じていた。


街に閉じ込められた住人はシェルターに閉じこもったが、水や食糧を取りに行ったり周辺の状況を確認するためにシェルターから出た住人はウクライナ軍に撃たれるようになった。


撃たれて殺された住人を専門家たちはロシアの仕業として非難した。


戦線か後退し、ウクライナ軍が市中から撤退することになったが、そのときにウクライナ軍は市中を破壊した。


破壊された街をみて専門家たちはロシアの仕業として非難した。


最終的に生き残った人間たちは、ウクライナ軍のやったことをネットにアップした。

・検問があって街から脱出できなかったこと。

・シェルターから出られなかったこと。出た人間が殺されたこと。

・撤退のときに街を破壊されたこと。


専門家たちはそれをロシアのプロパガンダとして一蹴していた。


専門家たちの間違いはこれに限ったことではない

・ロシア軍は弱い

・プーチン政権転覆は時間の問題

・ミサイルの在庫のそこが尽きる。

・戦費が持たない。

・経済制裁で破綻する。


など色々ある。


しかし、そんな間違いはどうでもいい。

それよりも、専門家たちが「悪いことは全部ロシアの責任」と思い込んだことによって、ウクライナ国民の被害が余計に広がったことの方がよっぽど重要だ。


ウクライナは「戦争の悲劇」を創作して、ロシアを非難する広告に使っていた。

劇には、住人の無残な死という脚本と、遺体という小道具が必要だった。

「悲劇」がウクライナに創作されたものと疑わなかった客がいたから、上演は繰り返された。


専門家は、自分達がバカな客だったことをまだ認めていない



ウクライナ応援団の国際政治学者や軍事評論家たちはこの鶴翼ツイートの問いにどう答えるだろう。いや彼らはただひたすら逃げるばかりで、彼に見ても見ないふりをするだけだろう。