このブログを検索

2024年5月5日日曜日

桶の底をはいつくす/なめくじやむかでの踊り

 

昨日2024/5/4の投稿だが、見事にまとめられているね、


私はどちらかというとあまりに簡潔明瞭な言説は好まないほうなのだが、この文には抵抗しがたい。ベトナムを除けば、すべて冷戦終了後の出来事だというのも示唆溢れる。


🇻🇳 ベトナム

米国は、トンキン湾事件について嘘をつき、国家を無用な紛争に引きずり込んだ。 (1964)

🇰🇼 クウェート

米国は、対イラク戦争への支持を集めるために、イラク兵が保育器から赤ん坊を取り出したと嘘をついた。 (1990) 

🇷🇸 セルビア

米国は、NATOによる爆撃を正当化し、バルカン半島における西側の影響力を拡大するために、コソボにおけるセルビアの行動について嘘をついた。 (1999)

🇦🇫 アフガニスタン

米国は、侵略の理由について嘘をつき、パイプライン政治とアヘン畑に関する真の目的を隠した。 (2001) 

🇮🇶 イラク

米国は、石油のための戦争を正当化するために、サダム・フセインが大量破壊兵器を持っていると嘘をついた。(2003)

🇱🇾 リビア

米国は、北アフリカの資源支配を確立するために、カダフィの民間人に対する脅迫について嘘をついた。 (2011) 

🇸🇾 シリア

米国は、主権政権を転覆させる口実として、アサドの化学兵器使用について嘘をついた。 (2013)

🇺🇦 ウクライナ

米国は、NATOのロシア国境侵犯を促進するために、ロシアの侵略について嘘をついた。 (2014) 


しかし今回は、イスラエル・パレスチナ紛争についてアメリカが真実をすべて語っていると信じるべきだ......

😂😂😂😂😂 




それぞれひとつずつ吟味してみることだろうな、1990年以降の出来事でいいよ、240年の歴史とかあまり遡りすぎても取り付く島がなくなってしまうからな。



◼️「ルールに基づく国際秩序」にルールと秩序の居場所はない

No place for rules and order in the 'rules-based international order'

Xin Ping 18-Oct-2022

米国が喧伝する「ルールに基づく国際秩序」は、暴力と弱肉強食を礼賛する秩序である。米国は自国の強さを語り続け、柔軟な筋肉に喜びを感じている。240年以上の歴史の中で、224年以上戦争をしており、残りの16年は戦争を仕掛けることに忙しかった。ほとんどすべてのホットスポット問題で、米国は軍事的圧力をかけ、戦争を煽り、外交交渉を妨害することに熱心である。イェール大学のデビッド・ブロムウィッチ教授は、「規範は、米国が或る瞬間に望むものから生まれる...」と率直に述べている。「私たちは最も軍国主義的な国である。自国を武装化するために使えるエネルギーをすべて使って、他国民が互いに殺し合うのを助けるために武器を売っている」。



重要なことは、この今の米国が「ならずもの国家」ではないなどと少しでも言いうるかどうかだよ、日本には米ネオコンイデオロギーに洗脳され切った馬鹿丸出しの国際政治学者たちを初めとして、そう思っていないらしき連中がいまだにナメクジみたいにウヨウヨし続けているがね、アレハナンダロともはや嘆息するほかない。ひょっとしてアレコソ日本的牧歌の風景ナンダロウカ、ーー《桶の底をはいつくす/なめくじやむかでの踊り》(吉岡実「牧歌」)





◼️INTERVIEW: John Mearsheimer On US Power & the Darkness Ahead for Ukraine 2023/07/01

ミアシャイマー)世界中の人々が、米国はならず者のように振る舞っていると考えている。

People all over the planet think that the US behaves like a thug most of the time.


◼️解放軍報「アメリカの二重基準「ルール」は世界が乱れる源」(中国語原題:"美式"规则"成世界乱源|一,言行相悖虚成性") 鈞声署名論評 2022年7月4日

骨の髄まで染み渡った「アメリカ的二重基準」の症状がまた発作を始めた。ブリンケンの最近の演説は、中国が世界秩序の「もっとも深刻な長期的挑戦」であると公言した。しかし、まともな眼力のある人であるならば、国内法を国際法に優先させ、国際ルールに関しては自分の都合に合えば使い、合わなければ捨てるアメリカこそが国際秩序を乱す最大の原因であることを見て取ることだろう。


アメリカの政治屋にとって、「国際ルール」というモノサシは他人を計るもので自分を規制するものではない。「ルールに基づく国際秩序」なるものも、アメリカ以下の少数の国々が勝手に決めたものに過ぎず、守ろうとするのはアメリカ主導の「秩序」であって、私利をむさぼることこそが真の目的である。長期にわたるアメリカのこのような行動は、世界の政治経済秩序を深刻に破壊し、グローバルな安全と安定を脅かすに至っている。〔・・・〕

アメリカがかくも厚顔無恥で、平然と二重基準に訴えるのは、本を正せば、「アメリカだけは特別・例外」という覇権思想が脳みそに巣くっているためだ。その本質は自己優越論であり、アメリカは他の国々とは違い、「偉大であることが運命づけられ」、「世界を導かなければならない」ということにある。しかし、歴史が証明しているとおり、このイデオロギーは虚妄であるだけに留まらず、極めて有害でさえある。アメリカの著名な経済学者ジェフリー・サックスは著書『新しい外交政策:アメリカの例外主義を超えて』の中で次のように指摘している。すなわち、各国の利益は密接に関わり合い、運命を共にしており、歴史上のいかなる時にも増して国際協力を強め、人類社会が直面するリスクと挑戦に共同で対処するべき時に、アメリカ政府は独り我が道を行き、勝手に国際ルールを破壊している。これは「アメリカ例外主義」の表れであり、自らを深刻に害し、世界にとっては非常に危険なことである。

事実が証明しているとおり、二重基準を奉じ、「アメリカは特別・例外」を行うアメリカは「ならず者国家」になるだけである。真のスタンダードに対しては、世人の胸の内には一定のはかりがある。アメリカには以下のことを勧告する。「二重基準」をやめ、国際的に公認されたルール及びスタンダードを遵守する正しい軌道に戻ることだ。さもなければ、国家のイメージを台無しにし、国際的信用が完全に失われるだけである。



で、ならずものの国家、あるいは戦争機械の根にあるものは何か、といえばこれも繰り返してきたが「金融資本」にほかならない。したがって単に米ネオコンやユダヤ金融資本を叩くだけでは、また同様のものが必ず現れる。真の敵は世界資本主義だ。ここから目を逸らしてはけっしてならない。これがレーニンが言ったことの核だ。



◼️V. I. Lenin Anti-Jewish Pogroms

Recorded: End of March 1919; 

労働者人民の敵はユダヤ人ではない。労働者の敵はあらゆる国の資本家である。ユダヤ人の中にも労働者はおり、彼らが多数派を占めている。彼らは、我々と同じように資本に抑圧されている我々の兄弟である。〔・・・〕ユダヤ人の中にも、ロシア人の中にも、あらゆる国の人々の中にもいるように、クラーク、搾取者、資本家がいる。資本家たちは、異なる信仰、異なる国家、異なる人種の労働者間に憎しみを植え付け、煽り立てるために努力している。働かない者は、資本の力と強さによって権力を維持し続ける。金持ちのユダヤ人は、金持ちのロシア人と同様に、そしてあらゆる国の金持ちは、労働者を抑圧し、粉砕し、強奪し、分裂させるために同盟している。

It is not the Jews who are the enemies of the working people. The enemies of the workers are the capitalists of all countries. Among the Jews there are working people, and they form the majority. They are our brothers, who, like us, are oppressed by capital; …Among the Jews there are kulaks, exploiters and capitalists, just as there are among the Russians, and among people of all nations. The capitalists strive to sow and foment hatred between workers of different faiths, different nations and different races. Those who do not work are kept in power by the power and strength of capital. Rich Jews, like rich Russians, and the rich in all countries, are in alliance to oppress, crush, rob and disunite the workers.