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2020年4月23日木曜日

最近気がついたのよ。

「私のツイート、ほかのひとと同じだと思う? ぜんぜん違うでしょ」などと、以前言ってきた傲岸不遜のポエム女が、この期に及んでコソコソと何か言ってるらしいな。フォロワーに同情してもらいたいってわけかい? でもきみは他のツイッター民をひどく馬鹿にしてたんじゃないのか?

そもそも「最近気がついたのよ」って遅すぎるんだよ、ボクは君のその高慢ちきぶりを2年間、馬鹿にしてきたのに。人生の時間を無駄にするなって何度も忠告しただろ。ま、遅くでも気づかないよりはましだがね。

このいままでわかんなかったってのはな、つい最近もいつもの幽霊メールがきたから、ツイートみてほしいという合図だと受け取って一応「親切に」応答したつもりだけどさ。

たとえば「この思い上がり女!」等々を暗示しつつ、次のたぐいを何度も何度も引用してきたんだがね。

一般論に対する個別的例外の幻想にいつも生きている女が、実は馬鹿な女の代表なのである。 (三島由紀夫「女ぎらひの弁」)
他者の「メタ私」は、また、それについての私の知あるいは無知は相対的なものであり、私の「メタ私」についての知あるいは無知とまったく同一のーーと私はあえていうーー水準のものである。しばしば、私の「メタ私」は、他者の「メタ私」よりもわからないのではないか。そうしてそのことがしばしば当人を生かしているのではないか。(中井久夫「世界における徴候と索引」)


親切すぎたのかな、と反省することしきりだよ

しょうがないからこの際、丁寧に吹き出しテロップつきにしたよ。


【北野武が語る「暴力の時代」】
―監督は先ほど「エンターテイメントに徹している」と仰いましたよね。今言われたような編集で間を詰めるということと、エンターテイメント性というものは、監督の中では繋がっているものなんでしょうか?

北野:うん。結局今の時代ってさ、テレビを観てても、お笑いの奴が喋ってる言葉がわざわざ吹き出しテロップで出てくるじゃない? 耳の不自由な方は別だけどさ、「え? そこまで丁寧なの?」っていう感じがあるんだよね。そういう時代だから、後姿や背中でものを言うなんて時代じゃないのかな、って思うよね。

―なるほど。

北野:登場人物が相手をじっと睨んでて、映画を観てる人に「あ、こいつ絶対復讐を考えてんだな」なんて思わせるような間を作ることができなくなってきてる。「てめえ、殺すぞ」って言った方がいい。