世界はいまだ日本病のリスクにさらされているのか?
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昨日The International Economy という世界的に権威のある経済誌のspring号が出ました(コロナ禍でだいぶ遅れたようです)。特集の一つが「Is the world still at risk of the ”Japan Disease”?(?)」です。トリシェ元欧州中央銀行総裁の論考が最初で31名が寄稿しています。、私の論考は6番目に載っています。(他の人に比べて私の履歴が格段に落ちますが(苦笑))日本では「世界は日本化」などと言っていますが、世界は、日本経済のことを「英国病」に倣って「日本病」と揶揄しているのです。
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The international economy Summer 2017 |
週刊朝日「近づくハイパーオンフレ・預金封鎖も」
2020年07月07日 藤巻健史
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本日発売の週刊朝日の3ページに渡る記事「近づくハイパーオンフレ・預金封鎖も」に私の長目のコメントが載っている。私の他に小幡慶応大学院教授、小黒法政大学教授、このお二人とも財務省出身だが、かなりの危機感を表明している。財務省にいたからこそ、危機を実感できるのだろう。小幡教授は「財政は必ず破綻します」と断言されている。
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われわれは日本の政府債務をGDP比や絶対額で毎日のように目にして驚いているのだが、これらは日本人にとって何の意味も持たないのか、それとも数字が発表されるたびに、みな大急ぎで目を逸らしてしまうのだろうか。(トム・ピケティ『新・資本論』2011年)
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◼️財政破綻シナリオと破綻後戦略
慶應義塾大学ビジネススクール 小幡績, 2019 PDF