2020年7月30日木曜日

死を選ぶ自由

死にたいと思ったときは安楽死がいいね、ボクは。
だれかがモルヒネのたぐいをキュッと盛ってくれるのがさ、
フロイトみたいに。自殺よりずっといいよ

安楽死先進国のベルギーは年間2000人ほどの安楽死がある



ベルギーは1100万人ほどの人口だから、
年間2000人強ってのは、日本の人口比換算したら2万人強だな

2万人とは「公式の」日本自殺者数だ。
遺書なしの変死扱いになっている者たちはカウントされていない等、
実際はもっとずっと多いらしいが。

安楽死法があれば自殺者数もかなり減る筈だよ
この法を利用して医師らが「殺人」を犯す可能性には
十二分に注意すべきだとしてもさ

日本の「リベラル」たちって、なんで反安楽死の大合唱してんだろ、
しかも優生思想やらナチスやらをもちだす「のみ」でさ

折角の機会に次の話を抜きにするなんてのはな(「安楽死と末期医療」2005、PDF




リベラルってのは、本来「選択する自由」があるってことの筈だがね

自由とは、究極的に「死を選ぶ自由」以外の何ものでもない。freedom is ultimately nothing else than‘the freedom to choose to die'(バゾリーニ、ーーロレンゾ・チーサLorenzo Chiesa, Lacan and Philosophy: 2014より)
自由か生か [La liberté ou la vie ]。自由を選ぶなら、死への自由がある。[Vous choisissez la liberté, eh bien, c'est la liberté de mourir.  ]…自由とは、選択する自由を示すことだ[vous démontrez que vous avez la liberté du choix. ](ラカン, S11, 27  Mai  1964)


日本の「リベラル」はもはやリベラルでないのは、
とうのむかしからわかってはいたけれどさ。
ひどすぎるな、連中の薄っぺらなモラリストぶりは。