前回に引き続くが、これは言ってみれば自己カウンセリングだな、ほとんどの人がどれかやってるんじゃないか。美や芸術、あるいは自然科学を相対化するためにもいいまとめだ。
フロイト用語なら、欲動の昇華のヴァリエーションと見ることもできる(ヴァレリー研究者でもある中井久夫はヴァレリーの詩作はエロスの排除にともなう昇華だと言っている[参照])。
ここでは前期ラカンの昇華の三様式を挙げるだけにしておこう。
ヒステリー ・強迫神経症・パラノイアは、芸術・宗教・科学の昇華の三様式で[l'hystérie, de la névrose obsessionnelle et de la paranoïa, de ces trois termes de sublimation : l'art, la religion et la science](ラカン、S7, 03 Février 1960) |
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