惚れ惚れするなあ、
■Lucas Debargue - Milosz Magin - Nostalgie du Pays
ルーカス・デバルグは1990年生まれか、これからはピアニストは、彼は作曲家でもあるが、デバルグきいといたらいいんじゃないかね、彼は練習なんかほとんどしてないから、ミスタッチのたぐいは多いけどさ。シューベルのD664のとくにアンダンテなんてメロメロになっちまったよ。晩年のシューベルトもいいけど、まずはこのアンダンテをどう弾くかだな、一番よくわかるよ、ピアニストの力が。
■Sergey Kasprov - Scarlatti, Sonatas K.87, K.319, K.380, K.17
とくに二曲目のK319 の入り方! 死ぬなあ、彼以外にだれもこんな風にできない。
こっちは最近の演奏だ ➡︎Scarlatti K69, K268, K213
冒頭のK69なんて宙を舞ってるよ、ゆらめく閃光だ。そしてK 213は彼の定番。二回目のテーマ、その究極のピアニッシモの死の静謐。こんなのが2ヶ月前にアップされてまだ70回ほどしか視聴されてないんだからな、終わってるよ、クラシックファンてのは。耳がないのさ。