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2022年1月30日日曜日

地上のどんな道もこの娘を見たことがない-見たことはない

 オープンLについてツイッターで探っていたらこんなのに出会った、もうどうでもよくなったよ


 the variation in keharwa


私は見るだろう優しい女の手を-白い腕輪をつけたその手が灰色の風に

 法螺貝のようにむせび泣くのを、夕暮れにその女(ひと)は池のほとりに立ち

 煎り米の家鴨を連れてでも行くよう どこか物語の国へと-

 「生命(いのち)の言葉」の匂いが触れてでもいるよう その女(ひと)は この池の住み処に

 声もなく一度みずに足を洗う-それから遠くあてもなく

 立ち去っていく 霧のなかに、-でも知っている 地上の雑踏のなかで

 私はその女(ひと)を見失うことはあるまい-あの女(ひと)はいる、このベンガルの岸に

………

私の目のうえに 私の口のうえに 彼女の髪は漂う、

 地上のどんな道もこの娘を見たことがない-見たことはない これほど

 豊かな髪がヒジョル、カンタル、ジャームの樹々にたえまなく口づけをふらすのを

 知らなかった こんなにやわらかな匂いが立つとは 美しい女(ひと)の結いあげた髪に


ーージボナノンド・ダーシュ『美わしのベンガル』臼田雅之訳