ゼレンスキーの国民総動員令ってのはこういうことが起こるんだよなあ。
「みんなトラウマになる」「この臆病者を見ろ」「どこの国境でも人種差別」...ウクライナ難民ルポ SEEKING SANCTUARY ダイアン・ハリス、ファトマ・ハレド、ハレダ・ラーマン |
アメリカ人でフリージャーナリストのマニー・マロッタは、現地の様子を取材するために2月半ばにウクライナ入りしたが、戦闘が始まったため、20時間以上も歩いてポーランドに逃げ戻った。 彼によれば、国境地帯ではウクライナ軍の兵士たちが、若い男性が出国しないようチェックしている。家族から引き離し、家に戻って国を守るために戦ってくれと説得する。 「子供たちが理由を理解できないまま、父親は家族から引き離されて連れて行かれる」と彼は言う。 「ある男性が、妻と一緒にいたいと主張する場面に遭遇した。すると兵士は群衆のほうを向いて『この臆病者を見ろ。彼はウクライナのために戦おうとしていない』と叫んだ。群衆の間からは男性に対して非難のブーイングが起き、男性は結局、兵士に付いて行った」 |
「愛すべき」軍事評論家の小泉悠はこういう事態をどう考えてんだろ? これは例の名高い「非国民」ってヤツそのままだよ、ーー《自分や自分の家族の安全・生活を戦争遂行のための集団行動よりも優先させるような姿勢を持つこと》(Wiki)。非国民現象も徹底抗戦のためにはしょうがないと受け入れちゃうわけ?
ボクはこのところいろいろゼレンスキーや国際政治学者について書いてんだけど、肝のひとつはここなんだな
BSフジLIVE プライムニュース 『ロシア停戦のカギとは プーチンの誤算と不満専門家が読み解く結末』ウクライナは降伏するべきか論から #primenews |
小泉悠「自国が侵略を受けているとき、戦う以外に言うことがありますか。日本が侵略を受けた時、戦わないと言いますか。抵抗し、負けない期間を引き延ばし、停戦交渉で主権を守ることが繋がる。抵抗しなければ交渉が困難なことを、日本人も理解すべき」 |
小泉悠「市民が侵略に対し武装して戦うのがそんなにおかしいですか?ロシア軍は、既に民間を攻撃している訳です。一般市民が自国を守る為に戦い国を守るのは歴史的な例がある」 |
小泉悠「ロシアに対して市民が降伏しても、それで助かるかは分からない訳です。国を守る為に戦うか、すぐに降伏するかは、これは哲学の問題で、どちらにすべきということを部外者が言えない」 |
ーー小泉さんは日本が侵略されたときに逃げないんですか? 小泉悠「私はそのとき、逃げるという選択は選びたくない」 ーー女性なら逃げるのが当たり前では? 小泉悠「ウクライナの女性も銃をとって戦っている。逃げる男もいるだろうし、戦う女性もいるだろう」 |
池内恵はこんなのリツイートしてるけどさ。
ボクはどうしたってついていけないんだよな、こういった連中に。
それにくらべ、同じ国際政治学者でも、例えば塩川伸明さんはいいこと言ってるなあ。 |
当事者たちは、たとえどんなに情報が乏しかろうと、熟考するための時間が限られていようと、現に目の前で起きている事態に対して直ちに判断し、選択し、行動しなくてはならない。ひょっとしたらその判断は間違っているかもしれないが、その場合には、最悪の場合、その人は自らの命でもって判断の帰結を引き受けることになる。これに対して、遠くにいる人々にはそのような切迫性はない。自ら「気楽だ」と思ってはいないだろうが、「お気楽なものだ」と言われても仕方ない、そういう位置に否応なしにおかれている。自分が傷つく可能性のないところでの発言は、「自分は犠牲者たちに連帯し、不正義を糾弾する正義の味方だ」という自己満足や「余計なお世話」に終わる可能性もないではない。(塩川伸明「ウクライナ戦争をめぐって」2022 年 3 月 13 日) |