以下、ブチャ虐殺についての三つの情報を掲げる。
◼️米国とEUは「ロシアを弱体化させる」ためにウクライナを犠牲にしている:元NATO顧問ジャック・ボー |
US, EU sacrificing Ukraine to ‘weaken Russia’: fmr. NATO adviser アロン・マテ-2022年4月15日 |
Aaron Mate 最後に、最近報道された残虐行為についてお聞きしたいのですが。 ブチャの町ではロシアが民間人を大量に殺害し、ウクライナ軍も殺害されたという報道がありました。また、クラマトルスクでは駅が襲撃されましたね。 この2つの事件を評価し、どのように受け止めているのでしょうか。 AARON MATÉ: As we wrap, I want to ask you about some of the recent atrocities that we’ve seen reported. There were reports of mass civilian killings by Russia inside the town of Bucha and also killings of Ukrainian forces, and then you had the attack on the train station in Kramatorsk. I’m wondering if you’ve evaluated both of these incidents and what you make of them. |
Jacques Baud そう、2つのことがありますね。 1つ目は、この2つの事件に関して私たちが得た兆候は、ロシア側に責任がないことを示しているということです。 しかし、実際のところ、私たちにはわかりません。 そう言わざるを得ないと思います。 つまり、正直に言えば、何が起こったのか分からないのです。 私たちが持っている兆候、すべて、すべての要素は、ウクライナの責任を指摘する傾向がありますが、私たちはわかりません。 JACQUES BAUD: Well, there are two things in that. And the first is that the indication we have on both incidents to me indicates that the Russians were not responsible for that. But, in fact, we don’t know. I think that’s what we have to say. I mean, if we’re honest, we don’t know what happened. The indications we have, everything, all the elements we have tends to point at Ukrainian responsibilities, but we don’t know. |
戦争には常にそのような状況があり、誰が本当の責任者なのか正確にわからないという状況は常にありますから。 私が気になるのは、西側諸国の指導者たちが、何が起こっているのか、何が起きたのかを知らずに決定を下し始めたことです。 国際的で公平な調査の結果を得ることなく、制裁措置や決定を下し始めたことです。これは、西側諸国における意思決定プロセス全体がいかに変質しているかを示していると思います。 |
2月以降、あるいはそれ以前にも、ハイジャック事件(ちなみにハイジャックではなく、ベラルーシでのライアンエアー便の事件)の後に、同じようなことがありました。 昨年の5月、覚えていらっしゃるでしょうか。この事件が報道されたわずか数分後に、人々は何が起こっているのかさえ知らないまま、反応を示し始めたのです。 つまり、ヨーロッパ、つまりEUだけでなく、ヨーロッパの国々の政治的指導者のこのやり方です。 それは、情報機関員として心外です。 国民や国全体に影響を与え、自国の経済さえも混乱させるような決定をどうして下すことができるのでしょうか。 ですから、裏目に出がちなんです。 しかし、私たちは何が起こっているのかもわからずに決断を下しています。これは、西洋全般において、リーダーシップが極めて未熟であることを示していると私は思います。 アメリカでもそうですが、今回のウクライナ危機の例を見ても、ヨーロッパのリーダーシップはアメリカより優れているとは言えません。 おそらく、もっとひどい場合もあるでしょう。 ですから、私たちが心配しなければならないのは、何もないところから決断を下す人がいるということです。 |
◼️ブチャ虐殺はウクライナ軍による犯行、犠牲者はロシア軍への協力者=米軍事アナリスト(スコット・リッター) |
ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャで起こった虐殺はウクライナ軍による犯行である。スコット・リッター元国連大量破壊兵器査察官がウクライナ危機に関するイベントに参加した中で発言した。 リッター氏によると、ロシア軍がブチャに展開していたのは直近の数週間で、地元住民との関係は良好だったという。その証拠に、ウクライナ警察は4月1日にブチャへ向かう際、ロシア軍への協力者を摘発して殲滅すると警告していた。リッター氏はイベントの中で次のように発言した。 |
ウクライナ側はこのように発言していました。仮にロシア軍に協力すれば、待っているのは死だと。政府高官がこうした発言を行った映像は残っています。その高官はブチャの市民に対し、SNSで次のように呼びかけました。「自宅にいてください、国家警察が摘発を行います。パニックにならずに自宅にいてください」と。 |
ウクライナの懲罰部隊は路上で市民に発砲し、ロシア軍に協力していた市民の自宅に押し入るなどしていたという。 |
我々のもとにはウクライナ警察が、具体的にはアゾフのグループが「サファリ」(狩猟)を始めると豪語している動画が残っています。ブチャに展開したウクライナ警察特殊部隊の名称がまさに「サファリ」でした。そして彼らはサファリを実行し、ロシア軍への協力者を摘発したのです。摘発とは殺害を意味します。拘束するのではなく殺害です。そして彼らはこれを実行しています。その後、彼らは市内を練り歩き、遺体の撮影を行い、ロシア人がやったのだと豪語してるのです。 |
またリッター氏は遺体に白い布が結われていることに着目した。これは市民がロシア軍に投降したことを示しているという。また、遺体近くには緑色の箱が映されているケースがあるが、これはロシア軍による食料供給の箱とされている。さらに、メキシコのジャーナリストが4月1日、現地に到着して撮影していたところ、まだ鮮血が流れていたと証言している。これは市民が撮影直前に殺害されたことを意味している。こうした状況を踏まえ、ブチャで起こった虐殺の真相はウクライナ国家警察による親露派住民の粛清だとリッター氏は結論付けている。 |
https://mronline.org/2022/04/16/u-s-eu-sacrificing-ukraine-to-weaken-russia-fmr-nato-adviser/ |
Fue el ejército ucraniano quien cometió la matanza de Bucha |
PickUp @pickup_topic 詳報『ブチャの大虐殺を行ったのはウクライナ軍である』 ウクライナの法医学者による解剖で、ブチャ市民を殺したのは、ウクライナ軍であることが明らかになりました。スレッドに詳細なレポートから要点に絞って翻訳でまとめます。 是非お読みになって拡散して下さい。 |
要点1:ブチャでの虐殺についてメディアは突如沈黙した。この沈黙は、フランス国家憲兵隊が関わる捜査で、遺体から金属製の”ダーツ”が発見されたからである。この金属製の”ダーツ”が決定的な証拠となり、虐殺はロシアが行ったというプロパガンダがピタリと止んだ。 |
要点2:解剖を行なったウクライナの法医学者ピロフスキー氏は「私達はこの地域の同僚と、遺体から金属製のダーツを発見しました。こういった遺体は、ブチャだけでなく、イルピンでも同じです。このダーツは、細か過ぎて遺体から探し出すのは大変なんです。」と語る。 |
要点3:この”ダーツ”とは、2014年以降、ウクライナ軍によってドンバス市民に対して広く使用された、無差別殺傷兵器である。 ルガンスク軍は、放棄されたウクライナ砲兵陣地から、このダーツが使われている 122mm D-30 砲弾を発見した。 |
要点4:”ダーツ”は2015年のウクライナ軍によるドネツク人民共和国のスラヴィアンスク市でも発見され、当時は大きく報道されたが、例によって、すぐにメディアに緘口令が敷かれた。 砲弾1発で8000本のダーツを発射する榴散弾の一種で、戦争法違反の無差別殺傷兵器だからである。 |
要点5:このD-30砲弾は今紛争でロシア軍は使用しておらず、ましてやブチャで活動した空挺部隊は、そもそもそのような砲弾は扱わない。 ”ダーツ”は通常約4cmで、人体に当たると、4枚フィンが付いた本体がフック状に折れ曲がり、それによって突き刺さるのではなく、人体を引き裂きながら破壊する。 |
要点6:紛争当初からウクライナ軍は、ヴォクザルナヤ通りのロシア軍に砲撃を加えていた。この砲撃で、市内のいくつかの地区が一度に破壊された。 3月末、ロシア軍撤退の数日前に再び砲撃し、ロシア軍がキエフとチェルニヒフを離れると同時に、さらに砲撃を繰り返した。 これが”虐殺”の真相である。 |
要点7:解剖の結果、民間人は明らかにウクライナ軍のD-30砲弾によって死亡したことが明らかになった。同様に、死体の散乱位置などの分析からもこれが証明された。 そもそもブチャに配備されたロシア軍は、自軍に向かって砲撃を加えていないのだから自明の理である。 |
要点8:ブチャ、ホストメル、ボロディンカで独立した兵器専門家が証拠を収集し、分析した結果、この地域では民間人に向かってクラスター弾とミサイルが使用されたことが判明している。大勢の民間人を殺害したこのような兵器は、世界のほとんどの国で禁止されている。 |
要点9:フランス国家憲兵隊の法医学部門の専門家18人と、キエフの法医学調査チームが調査した結果、両手を縛られて銃などで殺害された遺体には、そのクラスター爆弾のパーツが埋め込まれたケースがあった。 イギリスの専門家によると「非常に珍しい爆弾。米軍の対人弾シリーズのもの」だという。 |
要点10:”ダーツ”はWWIで広く使われたが、WWIIではあまり使用されなかった。 ベトナム戦争では米軍が、ガザやレバノンの戦場でイスラエル軍が、それぞれ濫用した。 市民の居住地域でこのような無差別殺傷兵器を使用することは、明確に戦争法違反である。 (了) |
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スコット・リッターには少なくともブチャ事件についての特別な情報源があったわけではない。われわれも、もし彼のような問い詰める力を持っていれば、ウェブ情報からのみで同じような推論に至ることができる。
◼️SCOTT RITTER: Twitter Wars—My Personal Experience in Twitter’s Ongoing Assault on Free Speech |
Monday, April 4, 2022: It was, from my point of view, just another day in the life of @RealScottRitter—my Twitter “handle.” I had a phone call scheduled with the editor of a publication I write for where we would discuss topics for a weekly column I was responsible for. I was also under deadline for another article I was writing for a second outlet that published my work, and was preparing a pitch to a third platform for another article. Such is the lot of a freelance writer—it is literally publish or perish. |
Part of my routine is to watch the news and keep up to speed on breaking events. This usually involves sitting in an overstuffed arm chair surfing news channels using a remote while simultaneously monitoring the various news feeds and social media applications on my smart phone. On this morning I was monitoring the breaking news out of the Ukrainian town of Bucha, north of Kiev, where the bodies of civilians had been discovered strewn along a major thoroughfare. The Ukrainian government was blaming the Russian troops, while the Russian leadership blamed Ukraine. As usual, getting to the bottom of an issue like this from my vantage point thousands of miles distant from the literal scene of the crime was a mission impossible. |
On the television screen before me, the President of the United States was making a live appearance, where he addressed the Bucha killings. “You may remember I got criticized for calling Putin a war criminal,” Biden told the gathered reporters. “Well, the truth of the matter,” he continued, “you saw what happened in Bucha. This warrants him [Russian President Vladimir Putin]—he is a war criminal.” Biden went on to declare that his administration was gathering evidence for a possible war crimes trial. “We have to gather all the details so this can be an actual—have a war crimes trial,” Biden said. “This guy is brutal, and what’s happening in Bucha is outrageous, and everyone’s seen it.” I had just finished an article for Russia Today (RT) on the Bucha incident, and had assembled what I believed to be the available data regarding what had transpired on the ground there. As such, Biden’s words took me by surprise. |
The available data coming out of Bucha was ultimately inconclusive but, if anything, strongly suggested Ukrainian culpability, not Russian. The certainty expressed by the President led me to believe that he was privy to classified information otherwise unavailable to the general public. My curiosity was piqued as much as my ego was pickled—RT had published my article, and now it looked like I might be in the uncomfortable position of having to withdraw my conclusions and correct the record. That, however, was the price of credibility—if you are wrong, say so, correct the mistake, and move on. |
Shortly after Biden spoke, however, my cellphone alerted me to a Reuters article with a headline proclaiming, “Pentagon can’t independently confirm atrocities in Ukraine’s Bucha, official says.” The article quoted an unnamed “senior defense official”, speaking on condition of anonymity, that “the Pentagon can’t independently and single handedly confirm that, but we’re also not in any position to refute those claims.” I turned off the television, and proceeded to spend the next 40 or so minutes researching the available information about the Bucha incident. One of the leading news stories was a New York Times report based upon commercially available imagery which the authors of the article, Malachy Browne, David Botti and Haley Willis, claimed was taken on March 19, 2022, putting a lie to Russian claims that when its troops pulled out of Bucha on March 30, no bodies were present. |
However, when I examined the video and still photographs of the Bucha bodies, I was struck by the fact that they didn’t appear to have been left in the street to decompose for two weeks (the bodies were “discovered” by the Ukrainian National Police on April 2.) Bluntly speaking, bodies begin to bloat some 3-5 days after death, often doubling in size. They will remain this way for up to ten days, before they burst, spilling a puddle of putrid liquid into the ground around the corpse. In comparing The New York Times’ image with the video of the bodies on the ground, I was struck by a scene in the movie My Cousin Vinny, where Vincent Gambini, a streetwise New York lawyer played by Joe Pesci, cross examined a witness on the issue of the preparation of Grits. “Are we to believe that boiling water soaks into a grit faster in your kitchen than on any place on the face of the earth? Well perhaps the laws of physics cease to exist on your stove!” |
All I could do is stare at the satellite image and the bodies and wonder if the esteemed journalists of The New York Times expected their audience to suspend belief for a moment and accept that the laws of biology that govern the decomposition of human remains were suspended in Bucha. The available evidence that could be extracted from the images from Bucha showed bodies that by appearance appeared to have been killed within 24-36 hours of their discovery—meaning that they were killed after the Russians withdrew from Bucha. The exact time of death, however, could only be determined after a thorough forensic medical examination. |
Many of the bodies had white cloth strips tied to their upper arm, a visual designation which indicated either loyalty to Russia or that the persons did not pose a threat to Russians. The bodies that lacked this white cloth often had their hands tied behind their backs with white cloth that appeared similar to that which marked the arms of the other bodies. Near to many of the bodies were the green cardboard box adorned with a white star which contained Russian military dry rations that had been distributed to the civilian population of Bucha by Russian troops as part of their humanitarian operations. In short, the evidence suggested that the bodies were of civilians friendly to, or sympathetic with, Russia. It would take a leap of faith to conclude that Russian troops gunned these unfortunate souls down in cold blood, as alleged by the Ukrainian government. |
On April 2, an article appeared in an official Ukrainian government website, LB.ua, entitled “Special forces regiment ‘SAFARI’ began to clear Bucha of saboteurs and accomplices of Russia.” According to the article, “Special forces began clearing the liberated, by the Armed Forces of Ukraine, city of Bucha of the Kiev region from saboteurs and accomplices of Russian troops.” According to the article, the Safari Regiment was comprised of personnel from various special police units, including the Rapid Operational Response Unit and the Tactical Operational Response Police. |
There was other information—a video where a Ukrainian official warns the citizens of Bucha that on April 1 a “cleansing operation” was going to be conducted in Bucha, and that the citizens should remain indoors and not to panic. Another video, also from April 1, purported to show members of the Safari Regiment shooting civilians who were not wearing the blue distinguishing armbands signifying loyalty to the Ukrainian cause. |
A Tweet By the evening of April 5, I believed I had more than enough information to try and put forth a counter-narrative to the one being pushed by The New York Times and President Biden, namely that Ukraine, not Russia, was responsible for the Bucha killings. “The Ukrainian National Police,” I composed on Twitter, “committed numerous crimes against humanity in Bucha.” Drawing on the precedent of the Nuremburg International Military Tribunal established at the end of the Second World War to prosecute Nazi war criminals, I then went on to state that “Biden, in seeking to shift blame for the Bucha murders onto Russia, is guilty of aiding and abetting these crimes. Congratulations, America…we’ve created yet another Presidential war criminal!” At 9:42 p.m. I hit “send,” and the deed was done. |
As far as Twitter metrics go, this tweet didn’t do so badly—5,976 “likes”, 2,815 retweets, and 321 comments, for a total of what Twitter calls 265,098 “impressions.” It also got me suspended from Twitter. ……… |
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スコット・リッターの推論はシャーロック・ホームズほどの探究心がなくても可能だ。 |
「そのほかに何か、私の注意すべきことはないでしょうか」 「あの晩の、犬の不思議な行動に注意なさるといいでしょう」 「犬は何もしなかったはずですが」 「そこが不思議というのです」とホームズは言った。(シャーロック・ホームズ『白銀号事件』) |
もっともジジェクマインド程度は必要かもしれないと言っておこう。 |
「あなたの姉さんの裸について、そのほかに何か、私の注意すべきことはないでしょうか?」 「姉の足のあいだに僕は奇妙なことに気づいたんだ」 「彼女の足の間には何もなかったはずですが」 「そこが不思議なんだ」。(ジジェク『無以下のもの(Less than nothing)』2012) |