ウクライナ戦争の原因は、《ロシアの玄関でNATOが吠え続けたこと[l’abbaiare della Nato alla porta della Russia]》(2022年5月4日)とローマ教皇フランチェスコは言ったそうだが、とっても巧みな表現だな。 |
Pope Francis’ concern is that Putin, for the moment, will not stop . He also tries to think about the roots of this behavior, about the reasons that push him to such a brutal war. Perhaps the “barking of NATO at Russia’s door” prompted the head of the Kremlin to react badly and unleash the conflict. “I can’t say if it was provoked, but perhaps, yes.”(Pope Admits NATO Likely Provoked Putin’s Invasion: “Barking At The Gates Of Russia” 4 May 2022) |
こうもある。 |
はっきりしているのは、ウクライナの土地で武器が試されていることだ。…武器取引きは恥ずべきことだが、反対する者はほとんどいない。 The clear thing is that weapons are being tested in that land. …The arms trade is a scandal, few oppose it.” |
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で、どうなんだい、ウクライナへの武器供与応援団の方々は?
これまたローマ教皇による「陰謀論」として片付けるわけかい?
「機能するフォルムに対する不感症」で示した次の図に教皇フランチェスコが解答与えてくれてるじゃないか。
NATOはアメリカの外交の道具だ。同盟国はいない、属国だけだ。一度NATOの加盟国になってしまえばーー、アメリカの圧力にあらがうのは難しい。 |
私が思うに、自らを世界唯一の超大国だと考えて、国民に選民的な認識を植えつけてしまうと、現実離れしたメンタリティーが社会に生まれる。そして外交政策は社会の期待に応えることが求められる。国家の指導者は帝国主義的論理に従い、アメリカ国民の利益を損なう可能性がある。私はそう考える。最終的には、問題や欠陥につながるんだ。(オリバー・ストーンによるプーチンインタビュー(2015~2017)ーー米・NATO「致命的誤謬」の否認による近未来の帰結) |