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2022年10月16日日曜日

羊脳諸君への脳髄活性化のススメ


このウクライナ侵攻前のプーチンの発言の動画は初めて見たが、2018年のコーエンとミアシャイマーと同じことを言ってるんだな。


VICE Newsのマイケル・モイニハン(Michael Moynihan)によるスティーヴン・コーエン (Stephen Cohen) とジョン・ミアシャイマー(John Mearsheimer)への2018年のインタビュー動画があり、これは以前から出回っているが、ここでは字幕版をかかげよう。


コーエン)ジョンが現時点で完全に同意しているかは確かではないですが、私の見方をまとめます。

現在、 私たちはロシアと新たな冷戦状態にあります。

プーチンは、米国に立ち向かった数少ない指導者の一人です[Putin was one of the few leaders in the world who stood up to the Americans ]


ミアシャイマー)そして、その主な表れが、ウクライナの危機でした。

このウクライナ危機に関しては、 大きな疑問があります。この危機を引き起こした主な責任は誰にあるのか? 米国と西ヨーロッパの同盟国がウクライナ危機を起こしたことは、証拠から明らかだと思います。米政府には以前からこの考えが深く根付いていました。


ウクライナを軍事的、 経済的に、 EUやNATOを通じて西側に取り込めば、ロシアはオバマ大統領が言うような 「弱い地域大国」 に過ぎなくなる。


ーーしかし、 ウクライナのような国には、 NATOに加盟するかどうかを決める権利がないのでしょうか?


ありません。 そうではありません。それは国際政治の考え方として非常に愚かなことです。


ーーなぜ?  国民がロシアの靴のかかとの下に長い間いて、 そこを出てNATOに加盟したいと言っていてもですか?


あなたは当該国の国民が外交政策を決められると思い込んでいます。


ロシアに対して歴史的な遺恨を持つ国をロシアの国境に引き入れることが、 関係国すべての安全保障を低下させることは、 どんな馬鹿でもわかることでしょう。


ミアシャイマー)まさにその通りだ。


例えば、ソ連や中国が将来のある時点で、メキシコやカナダと軍事同盟を結び、 米国と国境を接したとしましょう。私たちは決して容認しないですよね。


コーエン)おそらく、 われわれは、米国大統領に 「対応」 を要求するでしょう。米国大統領は攻撃的でしょうか? もし彼が対応したら、それは攻撃的でしょうか?


ミアシャイマー)それは防御的な動きです。


- Let’s say China forms a military alliance with Mexico & Canada on our border. We would never tolerate this.

We would demand that the American president react. Would that be aggression if he reacts?


- It would be defensive.


これはプーチン、あるいはコーエン、ミアシャイマーの観点というのではなく、たんなるほんの僅かの想像力の問題なんだよな。

いまだロシアの特別軍事作戦にイチャモンをつけるのみの属米奴隷の国際政治学者やミリオタの言葉を鵜呑みにしているのが大半の日本人だけどさ。




羊脳頭で便所の落書きばかりしておらずに少しは脳髄活性化したらどうだろうね。無理かい、洗脳され切った君たちには?



危機の根底にあるのはウクライナ国内の分裂であり、プーチンの行動が主因ではない。危機を拡大させた本質的な要因は、キエフがルハンスクとドネツクを中心に自国民に対して行っている「反テロリスト」軍事作戦にある。

The underlying causes of the crisis are Ukraine’s own internal divisions, not primarily Putin’s actions. The primary factor escalating the crisis since May has been Kiev’s “anti-terrorist” military campaign against its own citizens, now mainly in the Donbass cities of Luhansk and Donetsk. (スティーヴン・コーエン『ロシアと戦争?』Stephen F. Cohen, War with Russia? 2018)


NATO同盟は2014年にウクライナ軍の訓練を開始し、その後8年間で毎年平均1万人の訓練された部隊を生み出した。 The alliance began training the Ukrainian military in 2014, averaging 10,000 trained troops annually over the next eight years.


もし欧米がNATOのウクライナ進出を進めていなければ、今日ウクライナで戦争が起こっているとは考えられず、クリミアはまだウクライナの一部だっただろうというのが、悲劇的な真実である。要するに、ワシントンはウクライナを破滅への道に導く中心的な役割を果たしたのである。歴史は、ウクライナに対する極めて愚かな政策について、米国とその同盟国を厳しく裁くことになるだろう。ありがとう。

The tragic truth is that if the West had not pursued NATO expansion into Ukraine, it is unlikely there would be a war in Ukraine today and Crimea would still be part of Ukraine. In essence, Washington played the central role in leading Ukraine down the path to destruction. History will judge the United States and its allies harshly for their remarkably foolish policy on Ukraine. (ジョン・ミアシャイマー, ウクライナ戦争の原因と帰結John J. Mearsheimer, The Causes and Consequences of the Ukraine War,   June 23, 2022


ジャック・ボーの直近の文も付け加えておこう。


ロシアを弱体化させるという信念のもと、われわれのメディアはウクライナ社会の漸進的な消滅を推進している。逆説のようだが、これはわれわれの指導者のウクライナに対する見方と一致している。彼らは2014年から2022年にかけてのドンバスにおけるロシア語を話すウクライナ市民の虐殺に反応せず、今日のウクライナの損失にも言及しない。実際、我々のメディアや当局にとって、ウクライナ人は一種の「劣等人種 Untermenschen」であり、その人生は政治家の目標を満たすためだけにあるのだ。

In the belief that they are weakening Russia, our media are promoting the gradual disappearance of Ukrainian society. It seems like a paradox, but this is consistent with the way our leaders view Ukraine. They did not react to the massacres of Russian-speaking Ukrainian civilians in the Donbass between 2014 and 2022, nor do they mention Ukraine’s losses today. In fact, for our media and authorities, Ukrainians are a kind of “Untermenschen” whose life is only meant to satisfy the goals of our politicians.(ジャック=ボー「ハリコフと動員」2022年10月1日 Kharkov and Mobilization October 1, 2022 Jacques Baud