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2022年12月14日水曜日

蛇口を開け閉めするだけで蜂の巣を突いた擾ぎになる国



 DULLES N. MANPYO@iDullesさんは米国在住の日系人のようだが、とても鋭いことをしばしば書いているね。例えばこれなんか素晴らしいねえ



最近の政治家や高級官僚はことさら「呑気」なんだろうよ、日本という《何もない、資源を止められ、蛇口を開け閉めするだけで蜂の巣を突いた擾ぎになる》国、サウジアラビア皇太子にも振られたことを見ないふりする政権中枢、米国の極東戦略の軸は日本から韓国へ移行してしまったことに「選択的非注意」に耽るのみのあの連中。


エネルギー自給率ばかりではない。食料自給率に関しても戦争になれば真っ先に困る国、さらに日銀が潰れかかっているにも拘らず、そんなことにはまったく無頓着に防衛費増を国債発行で賄おうと意図する戦争タヌキたちの跳梁跋扈。



もともと直面する問題が深刻なほど今を逃れることしか考えなくなるのが人間のサガだが、それに加えて噂のムラ社会的特性が危機に遭遇している場合にはいっそう顕著になるんだろうよ


強迫的な農耕社会…彼らの大間題の不認識、とくに木村の post festum(事後=あとの祭)的な構えのゆえに、思わぬ破局に足を踏み入れてなお気づかず、彼らには得意の小破局の再建を「七転び八起き」と反復することはできるとしても、「大破局は目に見えない」という奇妙な盲点を彼らが持ちつづけることに変わりはない。そこで積極的な者ほど、盲目的な勤勉努力の果てに「レミング的悲劇」を起こすおそれがある--この小動物は時に、先の者の尾に盲目的に従って大群となって前進し、海に溺れてなお気づかぬという。(中井久夫『分裂病と人類』第1章、1982年)


実際、もはや修正し難く、ズルズルと大破局の引き返せない下り坂をまっしぐらなんだろうよ。