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2023年6月28日水曜日

羊脳日本人は脊髄反射的にロシアを非難しまくるだろう

 

デイビッド・サックス:2023626


ゼレンスキーやブダノフ情報長官を含むウクライナ政府は、ロシアによるザポロジエ原子力発電所の爆破計画について警告を発し始めた。〔・・・〕


ウクライナのプロパガンダチャンネルは根拠なしにこの主張を続けている。もちろん、従順なメディアは彼らに何も圧力をかけず、あたかも中立的な情報源から得られたものだとしてその主張を繰り返すだけだ。


仮にザポロジエ原発が破壊されれば、誰が犯人か特定するのは難しいだろう。だが、間違いなく言えるのは、メディアが条件反射的にロシアを非難するということだ。そう、ノルドストリームの爆破のときみたいに。


David Sacks@DavidSacks Jun 26, 2023

(…) 

the Ukrainian government including Zelensky and intel chief Budanov started issuing warnings about Russian plans to blow up the Zaporizhzhia Nuclear Power Plant(…) 


Ukrainian propaganda channels keep pumping this claim without evidence. Of course, a compliant media has not pressed them for any, simply repeating the claims as if they come from an unbiased source.  


If ZNPP gets destroyed, we won’t know for sure who did it, but we can be sure that the media will reflexively blame it on Russia, as they ludicrously did with the destruction of Nord Stream. 



ーーだなあ、「ザポロジエ原発が破壊されれば、メディアが条件反射的にロシアを非難する」ってのは。そしてこのプロパガンダを「素直に」受け入れて、特に「羊脳日本人は脊髄反射的にロシアを非難しまくるだろう」ことは。


デイビッド・サックスDavid Sacksはイーロン・マスクElon Muskの親友で、同じ南アフリカ出身の企業家。一時的には、ツイッターのCEOの後継者とも噂されていたようだ。






私は彼を次の記事ではじめて知った。


sputniknews.jp


マスク氏 ウクライナ紛争の「アメリカ化」に懸念表明 2023年6月27日

米実業家イーロン・マスク氏は、仮にザポロジエ原発が破壊された際にウクライナ紛争に米国が引き込まれるとする著名投資家のデイビッド・サックス氏の予測について懸念を表明した。



……………………



この1年4ヶ月のあいだ何度も繰り返しいるが、主流メディアーー特にアングロサクソンのメディアーーはヒトラーの手法を学んでいるんだよ。そして、米属国日本はそれをそのまま流通させている。で、世界に冠たる日本の羊たちはそれを真に受けてメエメエ露非難するんだ、常に同じパターンだね。



……ヒットラーにとっては、世界観は大衆支配の有力な一手段であり、もっとはっきり言えば、高級化された一種の暴力なのである。暴力を世界観という形に高級化する事を怠ると、暴力は防禦力ばかりで、攻撃力を失う、と彼は明言している。 もっとはっきり、彼は世界観を美辞と言わずに大きな嘘と呼ぶ。大衆はみんな嘘つきだ。が、小さな嘘しかつけないから、お互いに小さな嘘には警戒心が強いだけだ。大きな嘘となれば、これは別問題だ。彼等には恥かしくて、とてもつく勇気のないような大嘘を、彼等が真に受けるのは、極く自然な道理である。大政治家の狙いは其処にある。そして、彼はこう附言している 。たとえ嘘だとばれたとしても、それは人々の心に必ず強い印象を残す。 嘘だったという事よりも、この残された強い痕跡の方が余程大事である、と。


大衆が、信じられぬほどの健忘症であることも忘れてはならない。プロパガンダというものは、何度も何度も繰り返さねばならぬ。それも、紋切型の文句で、耳にたこが出来るほど言わねばならぬ。但し、大衆の目を、特定の敵に集中させて置いての上でだ。


 これには忍耐が要るが、大衆は、彼が忍耐しているとは受け取らぬ。そこに敵に対して一歩も譲らぬ不屈の精神を読みとってくれる。紋切型を嫌い、新奇を追うのは、知識階級のロマンチックな趣味を出ない。彼らは論戦を好むが、戦術を知らない。論戦に勝つには、一方的な主張の正しさばかりを論じ通す事だ。これは鉄則である。押しまくられた連中は、必ず自分等の論理は薄弱ではなかったか、と思いたがるものだ。討論に、唯一の理性などという無用なものを持ち出してみよう。討論には果てしがない事が直ぐわかるだろう。だから、人々は、合議し、会議し、投票し、多数決という人間の意志を欠いた反故を得ているのだ。

(小林秀雄「ヒットラーと悪魔」1960年)


より詳しくは➡︎プロパガンダ論ーーあるいはヒトラーとソクラテス(小林秀雄)




ヒトラーの『我が闘争』からも核心部分のひとつを直接引用しておこう。


国民大衆の心は本質的に、意識して、故意に悪人になるというよりも、むしろ他から容易に堕落させられるものであり、したがって、彼らの心情の単純な愚鈍さからして、小さな嘘よりも大きな嘘の犠牲となりやすい[mithin bei der primitiven Einfalt ihres Gemütes einer großen Lüge leichter zum Opfer fällt als einer kleinen]。というのは、彼ら自身、もちろんしばしば小さな嘘をつくのだが、しかし大きな嘘をつくのはなにしろあまりにも気恥ずかしく感じてしまうからである。そのような大きな嘘は彼らの頭にはとても入り込めないし、したがって不名誉極まる歪曲をするような、まったく途方もない厚かましさは他人の場合でも可能だなどと信じえないだろう。それどころか、このことについて説明を受けてさえも、なお長く疑い続け、動揺するだろうし、そして少なくとも、なにかひとつくらいの理由はやはり真実だと受け取るだろう。したがって、実際極めてずうずうしい嘘からは、常になおなにかあるものが残り、続いていくだろう。以上は、この世のあらゆる大嘘つきや、大嘘つき団体が底の底まで知っており、したがって卑劣にも利用している事実なのである。

…da die breite Masse eines Volkes im tiefsten Grunde ihres Herzens leichter verdorben als bewußt und absichtlich schlecht sein wird, mithin bei der primitiven Einfalt ihres Gemütes einer großen Lüge leichter zum Opfer fällt als einer kleinen, da sie selber ja wohl manchmal im kleinen lügt, jedoch vor zu großen Lügen sich doch zu sehr schämen würde. Eine solche Unwahrheit wird ihr gar nicht in den Kopf kommen, und sie wird an die Möglichkeit einer so ungeheuren Frechheit der infamsten Verdrehung auch bei anderen nicht glauben können, ja selbst bei Aufklärung darüber noch lange zweifeln und schwanken und wenigstens irgendeine Ursache doch noch als wahr annehmen; daher denn auch von der frechsten Lügenvereine dieser Welt nur zu genau kennen und deshalb auch niederträchtig zur Anwendung bringen. (ヒトラー『我が闘争(Mein Kampf)』第10章、1925年)




このヒトラー手法のプロパガンダは、ブチャ事件の直後に米ネオコン官僚がすでに自白している。