ラファエル・ピション(Raphaël Pichon)の嫁さんのサビーヌ・ドゥヴィエル(Sabine Devieilhe)はたいしたことないね、少なくともこのマタイでは。たとえばヘレヴェッヘとやっているドロシー・ミールズのほうがずっといい。
◼️ 48. Recitatiu (soprano): Er hat uns allen wohlgetan 49. Ària (soprano): Aus liebe wil mein Heiland sterben |
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Sabine Devieilhe, Raphaël Pichon 2021 |
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Dorothee Mields, Philippe Herreweghe 2010 |
ピションの67曲目はとってもいい、カール・リヒター1958年ほどではないが、ヘレヴェッヘのものよりずっといい。
Karl Richter |
67. Recitatiu (soprano, contralt, tenor, baix, cor II): Nun ist der Herr zur Ruh gebracht |
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Raphaël Pichon |
ピション組は美女揃いだからな、合唱も弦も笛も。
何よりもまずそれに魅惑されるね、鳩が飛ぶよ。
彼女の股は空虚である
ぼくはそこに乞食が物を乞うのをさえ見た
…
ぼくの精液は白い鳩のように羽搏く
ーー瀧口修造「地上の星」
私は長いあいだ、カール・リヒター1958年版の、とくに62曲から63曲の流れにーーそこで現れる63Bの「私は神の子だった」のクレッシェンドとディクレッシェンドにーー途轍もない偏愛を捧げてきたのだが、最近は、ピション組の美女たちに浮気することしきりだよ。