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2023年11月1日水曜日

シオニスト国家としてのイスラエルの終り(スコットリッター)

 


➡︎動画


いくらかスコットリッターの発言に微妙な揺れがあるのだが、ここでは彼の2週間前の発言を思い出すだけにしておこう。


2023年10月8日、ハマスによるイスラエルへの攻撃の余波の中で、私の心と脳の筋肉記憶は、この残虐行為に対応するイスラエルとともに立ち上がるべきだと告げていた。


しかしその後、私はイスラエルの将軍や政治家が全国放送のテレビで公然と戦争犯罪を唱え、パレスチナ人を「動物」と呼び、彼らの抹殺を公然と主張しているのを見た。


私は、イスラエルがハマスの攻撃の本質について嘘をつき、ガザという開放的な強制収容所を包囲する一連の軍事化された入植地や軍事拠点に対する完璧な攻撃を、無制限の血に飢えた物語に変え、それが従順なマスメディアによって疑うことを知らない西側の聴衆に流されるのを見ていた。


私は、イスラエルの赤ん坊40人が斬首されるというフィクションに世界が衝撃を受け、その一方で、イスラエルの空爆によって殺された、いや、殺害された400人近いパレスチナの子どもたちの現実の死には沈黙を守っているのを見ていた。


そして、私はもうイスラエルとは一緒にいられないと決心した。

SCOTT RITTER  2023/10/14


参照イスラエルの悲劇における唯一の真の犠牲者

…………

冒頭の動画からいくらの備忘としてスコットリッターの発言を抽出する。


◼️Israel is committing SUICIDE if they do this in Egypt" Scott Ritter | Redacted with Clayton Morris(日本語字幕)

スコット・リッター)イスラエルとハマスという単純な対立ではなく、より広範な対立にあることは間違いない。中東を巨大な圧力鍋と見立てた場合、 イスラエルとハマスが今やっていることは大きな多くの熱を生み出している。多くの圧力が高まっている。 だから、 我々が目にしているのは、圧力開放弁が機能している状態だと思う。つまり、この件に関連した暴力が他の地域でも起こるだろう。問題は、暴力が制御不能にならないようにコントロールできるかどうかだ。


例えば、イスラエルとヒズボラの間のレバノンで見られるのは、双方が限定的な暴力の意図的なサイクルであり、 ヒズボラは政治的に攻撃する必要性があるが、 一般的な戦争に発展することは望んでいない。例えば、イスラエルとヒズボラの間のレバノンで見られるのは、双方が限定的な暴力の意図的なサイクルであり、 ヒズボラは政治的に攻撃する必要性があるが、 一般的な戦争に発展することは望んでいない。同じことがイラクとシリアで起こっている。これらの民兵はアメリカを攻撃しようとしているのは間違いない。


問題は、アメリカがどうするかだ。 アメリカが過剰に反応すれば、イランを呼び込む危険性がある。アメリカがシリアで過剰に反応すれば、 シリアを巻き込むことになる。つまり、基本的には圧力を緩和するための紛争ということになる。しかし、それができるのは限られている。ガザがヒートアップし続け、 圧力開放弁の能力を超える圧力を発生させ続ければ、 総力戦に突入することになる。 今は非常に危険な状況だ。


クレイトンモリス)ーーイスラエルは自分たちにとって正しいことをしているのだろうか? つまり、イスラエルを守ろうと考える彼らの脳内では、この大規模なガザ侵攻や、ヨルダン川西岸地区で展開されること、 もちろんイスラエルが何年もかけて宣伝してきた大規模なPRキャンペーンは、基本的にイスラエルの破壊につながっているのだろうか? Birthright (生得権)、イスラエルに戻れ、イスラエルの一員になれ、 イスラエルの一部になれ、ユダヤ人ならテルアビブに移住しろ、 アメリカに住んでいるならここに来い、ここが君の居場所だ。彼らはこれで本当に自分の足を撃ってしまったのだろうか、それともこれで本当に気分が盛り上がって、人々がイスラエルに戻りたくなるのだろうか?


スコット・リッター)いや、これは現在定義されているイスラエルの終焉だと思う[No, I believe this is the end of Israel as it's currently defined]。すでに終わっていた。つまり、 この紛争が始まる前、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が司法に関する基本法を書き換えたことに抗議する数十万人ものイスラエル人が街頭にいた事を思い出して欲しい。 イスラエルの大統領は、我々は内乱ではなく内戦の危機に瀕していると言った。 イスラエルは破壊され、 今日イスラエルが自らを定義しているもの、この右翼シオニスト組織は死んだ。イスラエルは蹴って、暴れて、多くの人々を巻き込もうとしているが、もう終わりだ。 何が起ころうとも、イスラエルはもう元通りではない。そして、現在の政治的なシオニズムが存在する限り、 常に暴力が存在し、その暴力はイスラエルを世界で最も魅力のない場所にする。


イスラエルという国民国家が終わったと言っているのではない。終わるべきだとは思っていない。イスラエルという国家が存在することは信じているが、パレスチナ人の血を糧としてのみ存在する政治的なシオニスト国家であってはならない。 それはもう終わった。


そのうえ、イスラエルの例外主義の日は終わった。もしイスラエルが存在するつもりなら、 そして私は存在すべきであると信じているが、 対等の中の対等として存在する必要がある。もはや他国を支配し威圧する、文字通りのユダヤ人至上主義国家ではありえない。イスラエルが今ガザでやっていることは、そのプロセスを加速させているだけだ。しかし危険なのは、あまりに加速し過ぎると、政治的シオニズムだけでなく、イスラエルそのものの破壊につながる状況を生み出しかねないという事だ。 気をつけないと、 イスラエルが物理的に破壊される可能性がある。

(以下、略)