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2025年2月19日水曜日

狐から狸へ

 


ラブロフは米露交渉の前日こう言ってるようだな、《どうしてヨーロッパ人を招待できよう、連中は(裏では)戦争継続計画を練りながら(表向きは)停戦という悪巧み策略を推し進めてきたのに。[Why should they (Europeans) be invited if they will try to push through crafty schemes such as a ceasefire, while hatching plans, as they like and usually do, for continuing the war?]》(Sergey Lavrov to media questions at a joint news conference with Foreign Minister of the Republic of Serbia Marko Djuric following talks, Moscow, February 17, 2025.)


で、ルビオ組はヴァンス曰くの「バイデン政権は最悪の犯罪者」という前提で交渉したんだろうよ。





バイデン政権はキツネ顔のヤツが多かったが、トランプ政権はタヌキ顔が多いような印象を受けるね


君主は野獣の性質を適当に学ぶ必要があるのであるが、そのばあい、野獣のなかでは狐とライオンに習うようにすべきである。というのは、ライオンは、策略のわなから身を守れず、狐は狼から身を守れないからである。わなを見抜くという点では、狐でなくてはならず、狼どものどぎもを抜くという点ではライオンでなければならない。もっとも、ただたんにライオンのうえに腰を落ちつけているような連中は、このことがよくわかっていないのである。(マキャベリ『君主論』)


人間は邪悪なものであって、あなたに対する信義を忠実に守ってくれるものではないから、あなたのほうも人々に信義を重んずる必要はない。そのうえ、信義の不履行を合法的に言いつくろうための口実は、君主にはいつでも見いだせるものである。〔・・・〕狐をたくみに使いこなせた君主が、好結果を得たことも明らかにできよう。それにしても、この気質は、じょうずに粉飾してしまうことが必要であり、みごとに猫かぶりになり、厚かましくならなくてはならない。まして、人間はきわめて単純であり、目先の必要性に、はなはだ動かされやすいので、だまそうと思う者にとって、だまされる人間はざらに見つかるものである。(マキャベリ『君主論』)



話は変わるが、ラブロフはよく躰がもつね、1950年生まれだから今年75歳なんだが。






ところで、ラブロフだいにんは狸たちの新植民地主義的本能をどう扱ってんだろ?


◾️ラブロフ:於国際フォーラム「プリマコフ読書会」 2023年11月27日、

Foreign Minister Sergey Lavrov’s remarks and answers to media questions at the Primakov Readings International Forum, Moscow, November 27 2023

私たちは西側諸国の新植民地主義的本能を目の当たりにしている。 500年以上にわたってそうしてきたように、他者を犠牲にして生き続けたいという願望である。 この時代が終わろうとしていることは誰の目にも明らかだ。 彼らはそれを自覚している。

We are witnessing neo-colonial instincts in the West. There is a desire to continue living at the expense of others, as they have been doing for over 500 years. It is clear to everyone that this epoch is coming to an end. They are aware of that.