少し前、篠田英朗も池内恵も信用し難い、と記したところだが、今度は篠田英朗くんはこう言ってるのか。
ミアシャイマーは現場感覚があるだって? やあこれ自体は正しいだろうよ。
ところで、篠田英朗くんは 2022年には、ミアシャイマーは理論バカで老害と言ってたんだがね。
➤もう少し詳しくは「理論バカと現場バカのあいだの闘い」を見よ。
こういうところだ、あれら転向組の篠田英朗や池内恵ーーいまだウクライナ応援団やっている連中よりはずっとマシだとはいえーー、この2人を信用できないのは。彼らは結局、ネオコンイデオロギーに洗脳されてたのであろうし、その洗脳を十分に自己吟味しないまま発言し続けているのだから。
ミアシャイマーの言い方なら、あの連中は米国が支配していた一極体制で成人した若い世代だ。
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◼️ミアシャイマー「ウクライナ、台湾、そして真の戦争の原因」2023年12月8日 Ukraine, Taiwan and The True Cause of War – John Mearsheimer in an interview with John Anderson Dec 8, 2023 |
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私の観点では、1990年、おそらく1991年から2017年まで続いた一極化の時代、つまり定義上、米国がシステム内の唯一の大国だった時代に、私たちは自由主義的な外交政策を追求することができました。私はそれをリベラル覇権主義[liberal hegemony]と呼んでいます。米国は、ライバルの大国を心配する必要のない立場にありました。ゴジラだったので、勢力均衡を心配する必要がなかったのです そのため、米国は世界中を駆け巡り、民主主義を推進し、経済交流を促進し、あちこちに制度を広めることができました。これがリベラル覇権主義であり、それがすべてでした。しかし、2017年頃に起こったことは、世界が一極化から多極化に移行したことです。権力の分配におけるこの移行の重要性を過小評価することはできません。なぜなら、一極化から多極化に移行すると、大国間の政治が再び問題になるからです。 |
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システムには3つの大国があります。ちなみに、そのうちの 1 つは中国です。中国は米国と同等の競争相手であり、米国にとって東アジアであらゆる種類の問題を引き起こす可能性があります。現在私たちが生きているこの多極世界は、一極世界とは非常に異なります。〔・・・〕しかし米国が支配していた一極体制で成人した、私たちよりも若い人たちにとって、大国政治は彼らにとって馴染みのない世界についての考え方です。 彼らは冷戦時代に生きていなかったので、実際にそれを経験したことはありません。しかし、私たちは、大国政治がアジアでもヨーロッパでも最前線にある世界に戻っています。アジアでは中国と米国の競争があり、ヨーロッパでは主にウクライナをめぐる米国とロシアの競争があります。今、その世界、つまり私たちが今日活動している世界では、リアリズムが自由主義に勝るでしょう。これには一つの条件があり、それはウクライナ戦争です。そして私の主張は、ウクライナ戦争は一極主義の名残であるということです。 |
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Well, my view is that during the unipolar moment, which ran from roughly 1990, maybe 1991 to 2017, when the United States was, by definition, the only great power in the system, we were able to pursue a liberal foreign policy. I call it liberal hegemony. The United States was in a position where it didn't have to worry about rival great powers. It didn't have to worry about the balance of power because it was Godzilla. And therefore, it could run around the world promoting democracy, promoting economic intercourse, and spreading institutions here, there, and everywhere. This was liberal hegemony, what it was all about. But what happened around 2017 is that the world transitioned from unipolarity to multipolarity. One cannot underestimate the importance of this transition in the distribution of power. Because once you move from unipolarity to multipolarity, great power politics is now back on the table. |
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You have three great powers in the system. And one of them, by the way, happens to be China, which is a peer competitor to the United States and can cause all sorts of trouble in East Asia for the United States. This world that we now live in, this multipolar world, is very different than the unipolar world. (…) But for people younger than us who came of age in unipolarity when the United States dominated the system, great power politics is a way of thinking about the world that's foreign to them.(…) for people younger than us who came of age in unipolarity when the United States dominated the system, great power politics is a way of thinking about the world that's foreign to them. They've never really experienced it because they didn't live during the Cold War. But we're back in a world where great power politics is front and center, both in Asia and in Europe, in Asia with the China-US competition and in Europe with the US-Russian competition, mainly over Ukraine. Now in that world, the world that we operate in today, realism is going to trump liberalism. There's one qualification to that, and that is the war in Ukraine. And my argument is that the war in Ukraine is a vestige of unipolarity. |
以前に国際政治チャネルなるものの「9.11テロから20年」を眺めてみたことがあるが、次の面々は、ネオコンイデオローグの典型フランシス・フクヤマに2020年代になってもほとんど無批判なのに驚いたことがある。さらにこのうちのひとりはネオコンロールモデルとして噂の高かったマデレーン・オルブライトをひたすら持ち上げていたりして呆気に取られたがね。 |
YouTube:特別企画「9.11テロから20年」 #国際政治ch 104 2021年9月11日 出演:細谷雄一(慶應大法学部教授), 池内恵(東京大学先端研教授), 中山俊宏(慶應大総合政策学部教授), 篠田英朗(東京外国語大学大学院教授) |
いずれにせよ、とっても愚かで恥ずかしい日本の中堅国際政治学者集団だろうよ。 |
第二次大戦後の世界は全体として、アメリカのヘゲモニーの下で“自由主義”的であったといえる。それは一九世紀半ば、世界経済がイギリスのヘゲモニー下で“自由主義”的であった時期に似ている。しかし、このような世界体制は、一九七〇年代になって揺らぎ始めた。一つには、敗戦国であったドイツや日本の経済的発展とともに、アメリカの圧倒的ヘゲモニーが失われたからである。 しかし、一般に注目されたのは、一九九一年にソ連邦が崩壊し、それとともに、「第二世界」としての社会主義圏が消滅するにいたったことのほうである。このことは、「歴史の終焉」(フランシス・フクヤマ)として騒がれた。愚かしい議論である。このような出来事はむしろ、「歴史の反復」を示すものであったからだ。 そのことを端的に示すのは、一九八〇年代に、それまで「第一世界」を統率し保護する超大国とし“自由主義”を維持してきた米国が、それを放棄し“新自由主義”を唱え始めたことである。つまり、ソ連の「終焉」より前に、資本主義経済のヘゲモンとしての米国の「終焉」が生じたのだ。それは、一九世紀後半にイギリスが産業資本の独占的地位を失い、それまでの“自由主義” を放棄したこと、 すなわち、 “帝国主義”に転化したことと類似する。 (柄谷行人『力と交換様式』2022年) |
現在のツイッター社交界では、多摩川の二軍選手たちのような国際政治学者連中が一軍の試合で主役を張っているような恥ずかしさがあるよ。
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蓮實)知識も基礎学力もない人たちが、こうまで簡単に批評家になれるとはどういうことですかね。最近の文芸雑誌をパラパラと見ていると、何だか多摩川の二軍選手たちが一軍の試合で主役を張っているような恥ずかしさがあるでしょう。ごく単純に十年早いぞって人が平気で後楽園のマウンドに立っている。要するに芸がなくてもやっていけるわけで、こういう人たちが変な自信をまでもっちゃった。(柄谷行人-蓮實重彦対談集『闘争のエチカ』1988年) |
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もっともツイッター社交界では、多摩川ギャルや多摩川ボーイがほとんどだから、あの程度がウケるんだろうがね。
つまり退行の21世紀の悲喜劇だな。
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私は歴史の終焉ではなく、歴史の退行を、二一世紀に見る。そして二一世紀は二〇〇一年でなく、一九九〇年にすでに始まっていた。科学の進歩は思ったほどの比重ではない。科学の果実は大衆化したが、その内容はブラック・ボックスになった。ただ使うだけなら石器時代と変わらない。(中井久夫「親密性と安全性と家計の共有性と」2000年『時のしずく』所収) |
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