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2026年9月3日木曜日

ノスタルジー(不在の追憶と過剰既在の追憶)

 

うみつるさんのアカウントを初めて知ったんだが、レベル高いね、彼女?のAI写真。


ノスタルジーだなぁ、胸キュンとなるよ。

ロマン主義的な追憶の描写における最大の成功は、かつての幸福を呼び起こすことではなく、きたるべき幸福がいまだ失われていなかった頃、希望がまだ挫折していなかった頃の追想を描くことにある。かつての幸福を思い出し、嘆く時ほどつらいものはない――だがそれは、追憶の悲劇という古典主義的な伝統である。ロマン主義的な追憶とは、たいていが不在の追憶、一度たりとも存在しなかったものの追憶である。

The most signal triumphs of the Romantic portrayal of memory are not those which recall past happiness, but remembrances of those moments when future happiness still seemed possible, when hopes were not yet frustrated. There is no greater pain than to remember past happiness in a time of grief—but that is the Classical tradition of the tragedy of memory. Romantic memories are often those of absence, of that which never was.

(チャールズ・ローゼンCharles Rosen, The Romantic Generation 1995



上の写真は不在の追憶だとしたら、次の写真は過剰既在の追憶だな。





昭和のAI写真も作ってくれないもんかね、

ジャズ・シンガーは若い詩人に裸の背をむけ頭と肩をJにもたせかけていた。そして右手をJの尻のしたに、左手をJの腿のつけねに置いている。左手の指さきはJのズボンをもりあがらせている硬くなった性器のうえにのびてそのままじっとしている。Jはなかば眠り、なかば微笑している。かれら二人は確実に、二人だけの相関関係の個室にとじこもっていた。それから不意に裸の娘の性器の匂いが、暖炉でくすぶっている新しい薪の匂いのなかであきらかになる。 …


「ああ、おれはシャワーを浴びたいんだよ、風呂にはいってシャワーを浴びたいんだよ。おれは気持悪いよ。おれは、女とやった次の朝はいつでも風呂にはいってシャワーを浴びるんだかなあ! 自分の精液やら女のバルトリン腺の糞やらが、おれのペニスを糊づけしてしまったみたいだよ。ああ、おれ、気持悪いよ!」


若い俳優も他のみんなもプロパンガスがすっかりなくては浴室も使用不能であることを知っていた。そしてみんな自分の皮膚が汚れきっているという不快な掻痒感にとらえられた。憎悪感の鎖は肉体的な自己嫌悪でいろどられ二重になった。俳優は道化てみるほかなくなった。


「なあ、おれは気持悪いよ、体じゅうが匂うよ! ひとりでペニスとヴァギナをもっていて、しかもふたつともに、凄く匂うやつをもっている気分だよ!」 (大江健三郎『性的人間』1963年)



次の「想起記述Ⅱ」のAI画像も作ってもらってノスタルジーに耽りたいなぁ