なにげに引用したけどさ
エロ画像や動画が人を変えてるってのはな
じつにそうかもしれないってわけでさ
オレが早かったのか遅かったのか
それとも生得の変態だったのか
よくわからないが
中学一年にはSMマガジンに目が眩んでさ
とくに団鬼六の愛読者でさ
あの頃は女の股のあいだがどんな具合で
どんな反応しておつゆが滲んだり滴るのか
その探求に人生賭けてたんじゃないか
この少年のオレは
でも最近の若いヤツは
ネットのワンクリックで具合が分かるんだろ
あっさり分かっちまったら
人が変わるのも当然さ
フロイトのスフィクスの謎も
影が薄くなるに決まってる
とすれば金子光晴や荒木経惟の衝迫も
若い連中にはたいして縁のないものとなるんだろうか
「この年になって、もっとしっかり女性器を見ておくんだった、と後悔している」
「目もだいぶみえなくなってきたが、
女性器の細密画をできるだけ描いてから死にたい」
ーー金子光晴、対談当時、79歳ーー吉行淳之介対談集『やわらかい話』)
おい、どうなんだい?
ふるさとの具合に思春期から馴染んでいるらしいきみたちよ!
神経症者が、女の性器はどうもなにか君が悪いということがよくある。しかしこの女の性器という気味の悪いものは、誰しもが一度は、そして最初はそこにいたことのある場所への、人の子の故郷への入口である。冗談にも「恋愛とは郷愁だ」という。もし夢の中で「これは自分の知っている場所だ、昔一度ここにいたことがある」と思うような場所とか風景などがあったならば、それはかならず女の性器、あるいは母胎であると見ていい。したがって無気味なものとはこの場合においてもまた、かつて親しかったもの、昔なじみのものなのである。しかしこの言葉(unhemlich)の前綴unは抑圧の刻印である。(フロイト『無気味なもの』)
アポリネール読んだってだって
たいしてワクワクしないんだろうか、きみたちは
階段から落ちたショツクと恐怖のために、 彼女はまるで落雷に打たれたようだった。ぼくはといえば、 姉がぼくをびっくりさせようとしているのだ、 とばかり信じていたし、 それにぼくの心中では、 かわいそうにという気持ちよりも好奇心のほうが先に立っていた。
彼女の下半身むき出しになった部分から、ぼくは目をそらすことができなかった。ぼくは彼女の下腹が太腿と合流する場所、奇妙な台地、ブロンドの下草がチョロチョロとのぞいている、三角地帯《デルタ》の、脂ののった丘に目を凝らしていた。 ほとんど、 二本の太腿が合流するあたりの部分で、 丘はほぼ三センチメートルばかりの太い裂け目で両翼に分断され、 二つの唇で分けられていた。 姉が起き上がろうと、 一所懸命骨を折っているときに、 ぼくはこの裂け目が消えてなくなる部分に目を凝らしていた。
おそらく彼女のほうは、 自分の下半身がむき出しになっているなどとはまったく考えてもみなかったにちがいない。 というのは、 それでなければ彼女にしてもめくれた洋服の裾を下ろしただろう。 ところが彼女はやにわに、 足を下に下げながら太腿を開いた。 そこでぼくには、 太腿をつぼめていたときに見えていた前端の部分が、 尻の近くで合流するのにどんなふうにして流れを描いてゆくか、 その有様がはっきりと見えた。(アポリネール『若きドン・ジュアンの冒険』須賀慣訳)
ところで若い女たちの電マやバイブの使用率って
いくらなんでも多すぎるんじゃないか?
オレは三十過ぎにはじめて
ペニス状のシリコンバイブ使ってみたけどさ
三人の女性だな
一人は潮吹いちゃったよ
しかもそれがまだ若い女の子なんだな
高校卒業したての食堂バイトの女の子
性交ではそんなことは一度もなかったのに
で、きみら若い男たちは女たちに常用するんだろうか
オレはすぐ退屈したが
退屈したってのは嘘だな
これ使い続けたらオレのオチンチンなんだって感じだったな
「電マの出現が私たちの性を崩壊させる」だって?
オレは三十過ぎにはじめて
ペニス状のシリコンバイブ使ってみたけどさ
三人の女性だな
一人は潮吹いちゃったよ
しかもそれがまだ若い女の子なんだな
高校卒業したての食堂バイトの女の子
性交ではそんなことは一度もなかったのに
で、きみら若い男たちは女たちに常用するんだろうか
オレはすぐ退屈したが
退屈したってのは嘘だな
これ使い続けたらオレのオチンチンなんだって感じだったな