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2017年9月1日金曜日

あしたには Morgen

◆R. Strauss "Morgen" Elisabeth Schwarzkopf/Glenn Gould



いやあ・・・徹底的なロマンチスト・グールド・・・

気取ってないで、生得の好みのはずのロマンチックな音楽をかつてのように聴くべきだ

長いあいだグールドのブラームスを聴いていなかった

◆Glenn Gould - Brahms Intermezzo no:2 in A major Op. 118



驚くほどに音が遠くにある感じが好きだ。夕暮れの苦い樹皮、最期の苦痛(……)、とぎすまされていて呆然とさせる境界線の接近。そのただずまいに感じられる果てしない悲しみ。記憶が音楽に変わるのか、それとも音楽が記憶に変わるのか判然としないままだ。(ミシェル・シュネデール)

「diminuendo」 谷川俊太郎

音楽が曲の終りでディミヌエンドして
だんだん音がかすかになっていって
静けさに溶け入ってゆくときの
言葉がとうに尽きてしまった
絶え入るような世界の感触

私の耳で
タマシヒが
まどろんでいる


◆Gieseking plays Schumann Davidsbündlertänze (4/4)

ーー遠くからやってくるように(Wie aus der Ferne 遠くからのように)