このタルコフスキー「ノスタルジア」の冒頭シーンに、バッハの平均律8番プレリュードを重ね合わせている人がいる。
◆Nostalghia(1983)/ Andrei Tarkovsky / BWV853
ーーとても美しい。バッハもタルコフスキーも(この作品は、昔、映画館で寝てしまったのだが・・・)
BWV853は平均律のなかでも最も美しい曲の一つである。最近知ったのだが、モーツアルトも、bwv853を編曲している。プレリュードは彼の作曲だが、フーガのほうはそのまま使用している。
◆W. A. Mozart - KV 404a - 6 Preludes & Fugues for string trio
Bwv 853 (0:00)
Bwv 883 (8:07)
Bwv 882 (13:58)
Bwv 527 & Fug Bwv 1080 (19:41)
Bwv 526 (28:24)
Fugue No. 8 (35:50)
トリオソナタBwv 527、Bwv 526を編曲しているとは!
この2曲は、わたくしが高校時代最もよく聴いたオルガン小曲のうちの十指にはからなず入った。
いまでもトリオ・ソナタの緩徐楽章だけ抜き出してしばしば聴く。
このトリオ・ソナタたちのわたくしにとっての20世紀版は、フォーレ遺作op121のアンダンテである。
いまのところ、ボクの葬式用の音楽は、このフォーレのアンダンテもしくはシューベルトの「天国への入り口」(遺作のD 956 のアダージョ)かのどちらかにしようか悩んでいる(だがやはりバッハを選ぶべきか、と・・・)
◆Schubert: String Quintet in C (Adagio) - Casals, Stern,Tortelier
⋯⋯⋯⋯
モーツアルトはああやってバッハからフーガを学んだのだろう。KV 405のほうは、平均律2巻のフーガのほうだけをそのまま編曲している。
◆W. A. Mozart - KV 405 - Fugues for string quartet after J.S. Bach
Bwv 526 (28:24)
Fugue No. 8 (35:50)
トリオソナタBwv 527、Bwv 526を編曲しているとは!
この2曲は、わたくしが高校時代最もよく聴いたオルガン小曲のうちの十指にはからなず入った。
いまでもトリオ・ソナタの緩徐楽章だけ抜き出してしばしば聴く。
このトリオ・ソナタたちのわたくしにとっての20世紀版は、フォーレ遺作op121のアンダンテである。
いまのところ、ボクの葬式用の音楽は、このフォーレのアンダンテもしくはシューベルトの「天国への入り口」(遺作のD 956 のアダージョ)かのどちらかにしようか悩んでいる(だがやはりバッハを選ぶべきか、と・・・)
◆Schubert: String Quintet in C (Adagio) - Casals, Stern,Tortelier
⋯⋯⋯⋯
モーツアルトはああやってバッハからフーガを学んだのだろう。KV 405のほうは、平均律2巻のフーガのほうだけをそのまま編曲している。
◆W. A. Mozart - KV 405 - Fugues for string quartet after J.S. Bach
No. 1 in C minor after Bwv 871 (0:00)
No. 5 in D major after Bwv 874 (1:48) -
No. 2 in E flat major after Bwv 876 (3:30) -
No. 4 in D minor after Bwv 877 (4:54) -
No. 3 in E major after Bwv 878 (6:52)
ーーとてもよい選曲である。バッハの平均律は通して聴くのではなく、こういったすぐれたフーガを抜き出して聴かなければならない。
モーツアルトは最後にあの至高のフーガBwv 878を置いている。
◆Glenn Gould talks about E Major Fugue from Well Tempered Clavier Book 2 HD
ーーとてもよい選曲である。バッハの平均律は通して聴くのではなく、こういったすぐれたフーガを抜き出して聴かなければならない。
モーツアルトは最後にあの至高のフーガBwv 878を置いている。
◆Glenn Gould talks about E Major Fugue from Well Tempered Clavier Book 2 HD
・これまでの 80年間、私は毎日毎日、その日を、同じように始めてきた。ピアノで、バッハの平均律から、プレリュードとフーガを、 2曲ずつ弾く。
・Schumann シューマン、Mozart モーツァルト、Schubert シューベルト・・・Beethoven ベートーヴェンですら、私にとって、一日を始めるには、物足りない。Bach バッハでなくては。
どうして、と聞かれても困るが。完全で平静なるものが、必要なのだ。そして、完全と美の絶対の理想を、感じさせるくれるのは、私には、バッハしかない(パブロ・カザルス 鳥の歌 ジュリアン・ロイド・ウェッバー編)