◆Régine Crespin-"Le Spectre de la Rose 薔薇の精"- Nuits d'été
ーーいやあボクの恋人、ベルナルダ・フィンク Bernarda Finkは(この曲にかんしては)ぜんぜん負けている・・・
◆Berlioz/Ravel - Les Nuits d'été/Shéhérazade (Century's recording : Régine Crespin/Ansermet)
Trois chansons de Bilitis 』の二曲目 「La Chevelure 髪」(49:09)なんてクラクラしそうになる。
とはいえ、この曲はAnne Sofie von Otterでしか聴いたことがなかったのだけれど、いまいくらか当ってみると、冥界を彷徨うような Eileen Farrell もひどくいいな・・・
◆Eileen Farrell sings Debussy's "La Chevelure"
◆Eileen Farrell sings Bach - Cantatas 79 and 127
ーーとはいえ、今聴くと、 Herrewegheととものドロテー・ミールズ Dorothee Mieldsのほうが、今のわたくしには(リズムの喜び、軽やかさの喜びがあって)馴染むな。
なにはともあれアイリーン・ファーレルの歌う冒頭の(BWV127の三曲目)の「魂はイエスの御手に憩うて Die Seele ruht in Jesu Handen」は、マタイの 「愛ゆえに 我が救い主は死に給う Aus Liebe will mein Heiland sterben」 と『結婚カンタータ』BWV202 冒頭の「しりぞけ、もの悲しき影 Weichet nur, betrübte Schatten」と同じくらいの至高のソプラノアリアだというのは、ま、いわば定説である(すくなくともボクの)。
というわけで、結局バッハが好きなんだけどさ、バッハを歌わないレジーヌ・クレスパンだってとってもいいさ。