もともと《yoga は yoni (女陰)と lingam (男根)の「結合・合体・絆」を意味している》(『古代母権制社会研究の今日的視点』松田義幸・江藤裕之)ーーだそうだけどさ。
ボクは無知なので全然知らなかったな。これホントかな、といくらか調べてみても直接の説明には他に行きあたらない。ただしyoni(女陰)とyogaの語源は同一だという説明はあるから、多分そうなんだろう(Yoni、Encyclopedia of Religion)。
この格好で十分ぐらい瞑想してたら、エロス=死の気分になる筈なんだが。
エロスは接触 Berührung を求める。エロスは、自我と愛する対象との融合 Vereinigung をもとめ、両者のあいだの間隙 Raumgrenzen を廃棄(止揚Aufhebung)しようとする。(フロイト『制止、症状、不安』1926年)
エロスとは二つが一つになることだ。l'Éros se fonde de faire de l'Un avec les deux(ラカン、S19、 03 Mars 1972 Sainte-Anne)
フロイトが提起した神話、すなわちエロスのことだが、これはひとつになる faire Un という神話だろう。…だがどうあっても、二つの身体 deux corps がひとつになりっこない ne peuvent en faire qu'Un、どんなにお互いの身体を絡ませても。
…ひとつになることがあるとしたら、ひとつという意味が要素 élément、つまり死に属するrelève de la mort ものの意味に繋がるときだけである。(ラカン、三人目の女 La troisième、1er Novembre 1974)
まだ修行が足りないね。三四分したら呼吸のたびに動きだすんだ、暗闇のなかで蔓延る《異者としての身体 un corps qui nous est étranger》(ラカン、S23、1976)が。