このブログを検索

2023年4月16日日曜日

きみたちはじつに不憫だね

 

しかし、きみたちはじつに不憫だね、とくに若いもんは。俺のように齢を重ねたものはもう諦め切れるけどさ。


DULLES N. MANPYO @iDulles  April 16

[風を蒔いて、嵐を刈り取る]

✓「国際関係を主体的に作りあげてゆく能力を缺く政治は、危機に直面する場合、熱湯的タカ派的バネ、刹那的ナショナリズム的バネが働いて危機を防ごうとする余り窮地を造らえる行動に出やすいのは生理とも呼べる」-0-

DULLES N. MANPYO @iDulles  April 16

[北力南力ヲ歴シ、或ル機、西力東力ニ勝ラントスルモ]

✓「七日後から、我がU.S.から約9千、参加国26から約1万8千からなる大軍事演習<防御23>が開始される。この時機のNATO軍の集結は、モスクワは筆頭にして緊張を高めるのは十分だ。しかも7千以上の兵器が送られ、本演習のために欧州では約1万5千の重装備が待機している。バンデライナ戦局次第では、この演習そのものが、なし崩し的に〝平和維持部隊〟としてバンデライナになだれ込む可能性を想定するのは当然だろう。大事変はあらゆる状況を変え巻き込み出してをり、白ロシアは戦術ミサイルの配備を電光石火進め、ロシアは安全保障会議緊急作戦会議が招集されれ、臨戦対応を討議、下達した」-0-

✓「西側は完全な自家撞着、自己欺瞞に陥り、抜け出すこと不可能に自身が為手いる。自分たちを脅かすものなど誰もいない。それが七カ国と追従群だ、だからこそ広島会合は総照射される。永遠の勝者、サンクチュアリであり続ける当然。彼らは次の基本の基本さへ考えもしなかったのである。それは、過去の幻想、過去の幻影の下に生きている人間など人っ子独りもいない――という真理をであった。思想・意識はすべて眠っていた。いまも眠ったままであり、起きたくもない。誰が起こしようとも起きない。大事変を見逃している。一部の黙示録的虚無主義者が眠っていることを幸いに感情の向かうままに、災厄へ向かっているのみである」-0-




しかも広島サミットを契機に核戦争への道に雪崩れ込むんだからな(?)


誰も止めようとしていないんだ、事実上。



もはや人類という種は存在しない。核爆弾の管理者となった共同体は、自然界の彼岸にいる。なぜなら、自らの生と死に責任があるからだ。Il n'y a plus d'espèce humaine. La communauté qui s'est faite gardienne de la bombe atomique est au-dessus du règne naturel car elle est responsable de sa vie et de sa mort〔・・・〕


もしも人類が生存し続けて行くとするなら、それは単に生まれてきたからというのではなく、その生命を存続させようという決意をするがゆえに存続しうるということになるだろう。l'humanité tout entière, si elle continue de vivre, ce ne sera pas simplement parce qu'elle est née, mais parce qu'elle aura décidé de prolonger sa vie. (サルトル「大戦の終末」Jean-Paul Sartre, La Fin de la guerre , 1er octobre 1945)



何度か引用している古井由吉の予言は、今思うとかなり甘かったね、


近代の資本主義至上主義、あるいはリベラリズム、あるいは科学技術主義、これが限界期に入っていると思うんです。五年先か十年先か知りませんよ。僕はもういないんじゃないかと思いますけど。あらゆる意味の世界的な大恐慌が起こるんじゃないか。

その頃に壮年になった人間たちは大変だと思う。同時にそのとき、文学がよみがえるかもしれません。僕なんかの年だと、ずるいこと言うようだけど、逃げ切ったんですよ。だけど、子供や孫を見ていると不憫になることがある。後々、今の年寄りを恨むだろうな。(古井由吉「すばる」2015年9月号)



資本主義至上主義やリベラリズム、科学技術主義どころか、人類がいなくなっちまうんだからな、もうすぐ(?)