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2023年7月20日木曜日

アメリカはすごい!正義の味方だ!(伊藤貫)

 

伊藤貫の身ぶりはとっても可愛いねえ




今GIFで切り取ったのは次の動画の最後の部分。


◼️【アメリカを中心に見る世界情勢③】大手メディアでは報道されない崩壊するアメリカの現状|伊藤貫 2023年7月19日 YouTube

……それで今度のウクライナ戦争に関しても、経済学者のジェフリー・サックスやシカゴ大学のミアシャイマーは、「大変な失敗である 反省すべきだ」と言ってるんですけれども、アメリカ人って反省しないんですよ。とにかく自分たちが一番強い、自分たちが一番強いと思っているだけじゃなくて、世界で自分たちが一番偉いんだと。失敗しても強くて偉いと思っている人間は反省しないでしょう。


だけど現実は王毅前外相が言ったように、アメリカはドジばかり踏んでいて、やる必要がない戦争をウクライナで始めて、中東情勢もどんどん悪くなって、台湾にはもう武器を渡せなくなって、今戦争が始まったら、東アジアに持ってくる武器 弾薬 ミサイルが、もうウクライナで使っちゃったから枯渇する状態になって、要するに東アジアで戦争できない状態になっている。

そういう状態に置かれていて、日本の保守マスコミと左翼マスコミと自民党と野党と外務省と防衛省と自衛隊は、アメリカはすごい!正義の味方だ!世界中に民主主義を広げようと。今こそアメリカにもっと協力して、心を一つにしてロシアを叩きのめして、ロシアを叩きのめしたあとは中国を叩きのめしてもらおうとか、そういう小学生みたいなことを言っている、日本の保守は。それが日本の窮状であります。



この愛すべき伊藤貫の話の①②も是非見ておくべきじゃないかね、「彼の見る」アメリカの実情を知らない人だけではなく、知っている人も復習の意味で。


アメリカを中心に見る世界情勢①

アメリカを中心に見る世界情勢②


もちろんこれらはあくまで「伊藤貫の見る」米国であり、反論できる人はしてみたらよろしい。伊藤貫には「日本の保守マスコミと左翼マスコミと自民党と野党と外務省と防衛省と自衛隊は小学生みたいなことを言っている」ように見えるのであり、私も、伊藤貫だけでなく、ジェフリー・サックスやミアシャイマーなどの見解を正面から受け止める範囲で、主流メディアや政党などに対してだけでなく、日本の中堅国際政治学者などに対しても「ほとんど小学生」感じているというだけである。



ここでは伊藤貫過去動画の文字起こしを掲げておこう。



【伊藤貫の真剣な雑談】

「ウクライナ危機の深層~危険なネオコンの思い上がりと戦後保守の愛国ゴッコ」[2022/5/14]

正直に言いますと、毎日起きてテレビを見たり新聞を読んだりするのが大変不愉快であります。この戦争はまったく不必要な戦争なんですよ。で、不必要な戦争を始めて、それを長引かせようとしていると思う。それで、最終目的は単にプーチンを失脚させることだけではなくて、最終的にこれを推し進めると、ロシア文明自体を破壊することを狙っていると。


で、どこかの国が世界最強のスーパーパワーだからといって、1000年以上のしかも優れた文明をもつ国を根本から壊そうとしている。これはものすごくグロテスクな行為ですよね。しかもそのようなグロテスクな戦争がまったく不必要であると。


しかも世界中のマスコミが、日本だけじゃなくてアメリカだけじゃなくて、世界中の少なくとも西側諸国のマスコミが、アメリカが描いたシナリオの通りに進められている戦争に拍手喝采して、いかにもなにか自分たちが正義の戦争をやっていると思い込んでいる。


僕は毎日これを見せつけられるんですね。これはね、たいへん不愉快な話なんですね。で、人類とはこのくらい馬鹿であったかと。


要するにこういうことを仕組むアメリカのやり方にたいして腹が立つだけじゃなくて、それをたっぷり全部呑み込んで鵜呑みして、黄色い声をあげて、アメリカ頑張れ、ロシアは酷いと叫んでいる人類のすべてのマスメディアですよね、それからごく少数を除いたほとんどの政治家に対して、僕はこれはもう人類の判断力というのはこの程度のものかと。


こういう、はっきり言って僕に言わせれば非常に邪悪な戦争が、誰かによって企画されて、ロシアをその戦争に参加せざるを得ない立場に追い込んでいって、このままでいけばロシア国家だけでなくてロシア文明自体も破壊されるかもしれない。もちろん何万人何十万人のロシア人ウクライナ人が死ぬわけですよ。


それにもかかわらず人類のほとんどが気がついていないと、なにが起きているかということを。これはもうほんとうに不愉快なんですよね。




ウクライナ戦争以前の伊藤貫の発言のいくつかは、➡︎おい、この野郎、胃袋が煮え返るぜ