J Satoこと佐藤純氏ーー「噂によれば」東京大学経済学部首席卒、 カリフォルニア大学バークレー校ファイナンスディプロマ取得ーーがついにダイレクトに言うようになったな。
ところで参政党パッシングをしきりにしている「れいわ新選組」応援団の方々も「無意識的に」参政党を盛り上げているんじゃないかね、私はどうもそう思えてならない。
純粋に政治的な相はいざ知らず、経済的相においては両党とも同じ穴のムジナだからな。
私はこういう嫌味をもはや言いたくはないんだが、れいわ支持者への呆れというのは、参政党支持者への呆れと同じくらいには持ち続けているよ。
……………
ところで日本語のWikipediaのディープステートの説明はいまだ陰謀論であることを強調しているが、英語版は違う。
ディープステートとは、国家の政治指導者から独立して独自のアジェンダや目標を追求するために活動する、潜在的かつ非公式で、しばしば秘密裏に活動する(実在する、あるいは想像上の)権力ネットワークを指す用語である。 この用語はトルコ("Derin Devlet")の起源だが、他の国の文脈では様々な解釈が生まれている。ある国では「ディープステート」は、暗黙の陰謀と認識されるものを指すのに対し、別の国では、軍、諜報機関、官僚機構が民主的な統治に及ぼす永続的な影響に対する関係を表している。多くの場合、ディープステートに対する認識は、歴史的出来事、政治闘争、そして政府機関内の勢力バランスによって形作られている。 |
Deep state is a term used for (real or imagined) potential, unauthorized and often secret networks of power operating independently of a state's political leadership in pursuit of their own agendas and goals. Although the term originated in Turkey ("Derin Devlet"), various interpretations of the concept have emerged in other national contexts. In some, "deep state" is used to refer to perceived shadowy conspiracies, while in others it describes concerns about the enduring influence of military, intelligence, and bureaucratic institutions on democratic governance. In many cases, the perception of a deep state is shaped by historical events, political struggles, and the balance of power within government institutions. |
《ディープステートとは、国家の政治指導者から独立して独自のアジェンダや目標を追求するために活動する、潜在的かつ非公式で、しばしば秘密裏に活動する権力ネットワーク》の定義なら日米合同委員会は完全にディープステートだな。
◾️日米合同委員会(鳩山由紀夫ーー於西部邁ゼミ)
➤動画
こんな図を拾ったことがあるけどさ、
で、米国側の主張に逆らったら、安倍のように殺されたり、オリバーストーン=スノーデン曰くのマルウェア作動ってわけなんだろうか。
〈スノーデン自身から僕が聞いたのは、米国が日本中を監視したいと申し出たが、日本の諜報機関が“それは違法であるし、倫理的にもいかがなものか”ということで拒否した。しかし、米国は構わず監視した。そして、同盟国でなくなった途端にインフラをすべて落とすようにインフラにマルウェア(不正プログラム)が仕込んである、というふうなことです〉(オリバー・ストーン、2017年1月18日記者会見)
※附記 「ディープステートマップの解明:国際関係への影響を分析」Unveiling the Deep State Map: Analysing its Implications for International Relations、Author: Sam Polkar and Arindam Bhattacharya, June 2, 2023には、ディープステートのボロメオの環が示されている。 |
政府機関[Government institutions]の底部には情報機関[Intelligence Agencies]、軍産複合体[Military Industrial Complex]があるという図である。
さらにーー、
右サイドの秘密結社[Secret Societies]はさておきーーブッシュジュニアがイエール大学の最も特権的な秘密結社、「髑髏と骨 Skull and Bones」の会員だったことは比較的よく知られているだろうが、ここでは深入りせずーー、左サイドを見てみると、軍産複合体と情報機関の底部に金融機関[Financial Institutions]、企業ロビイスト[Corporate Lobbyists]、シンクタンク[Think Tanks]、メディアアウトレット[Media Outlets]と続いている。
これは事実上、ジェフリー・サックスの次の文の米国の定義である。
◾️ジェフリー・サックス「米国覇権の死は平和をもたらすか、それとも第三次世界大戦をもたらすか?」 Jefferey Sachs: Will the Death of U.S. Hegemony Lead to Peace―Or World War III? in an interview with Mike Billington, May 15, 2024. |
米国ーー私がこの語で意味するのは、軍産複合体、つまり安全保障機構・情報機関・国防総省・軍需企業、そして議会における彼らの支持者たちからなる少数の権力者たちだが、彼らが考える米国の覇権を維持したいと考えている。〔・・・〕構造的に、米国の安全保障体制は覇権を求めて戦っており、世界大戦を引き起こす可能性がある。 |
The U.S.—and by that I mean the military-industrial blob or complex, a small number of powerful people from the security establishment, the intelligence agencies, the Pentagon, the military companies, and their supporters in Congress—wants to preserve American hegemony as they see it.[...]Structurally, the U.S. security establishment is fighting for its hegemony and it could end up creating a world war. |
柄谷はむかしこう言っていたがね、《人々が自由なのは、たんに政治的選挙において「代表するもの」を選ぶことだけである。そして、実際は、普通選挙とは、国家機構(軍・官僚)がすでに決定していることに「公共的合意」を与えるための手の込んだ儀式でしかない。》(柄谷行人『トランスクリティーク』第二部・第1章「移動と批判」2001年)
で、国家機構(軍・官僚)は、現在の日本では何だろ? これくらいは明示しなくてもわかるだろ?