以下、ドシロウトのメモだから、お気をつけを!
ごく最近気づいたのだが、コロナは世界の3分の2が感染する可能性ありという記事が2週間前にある。
ごく最近気づいたのだが、コロナは世界の3分の2が感染する可能性ありという記事が2週間前にある。
中国発新型コロナウイルス、世界の3分の2が感染する可能性
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世界保健機関(WHO)の非常勤顧問を務める感染症の権威であるアイラ・ロンジーニ氏は、「新型コロナウイルスの最終的な感染者数は数十億人に達する可能性がある」という驚くべき試算を明らかにした(2月13日付ZeroHedge)。現在米フロリダ大学で感染症を統計的手法に基づき定量的に分析する研究所の共同所長を務めるロンジーニ氏は、「中国の大規模な隔離措置が世界での感染拡大を半分に抑えたとしても、世界の約3分の1が感染することになる」と警告を発している。
爆発的な流行の可能性を警告するのは、ロンジーニ氏だけではない。香港大学のガブリエル・レオン教授(公衆衛生学が専門)も「このまま放置すれば世界の3分の2近くが新型コロナウイルスに感染する恐れがある」との見解を示している(2月14日付ブルームバーグ)。
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このアイラ・ロンジーニ Ira Longiniとガブリエル・レオン Gabriel Leung以外に同様の大きなメッセージを提出しているのが、ハーバード大学のマーク・リプシッチMarc Lipsitchである(たぶん他にもいるのだろうが、代表的3人という意味である)。
ーー蚊居肢散人は人の顔を見て主張することの正否を判断したくなる悪癖があるのだが、3人とも悪くない顔をしている・・・
さてマーク・リプシッチの予測は世界人口(成人)の40〜70パーセントが感染するという予測は、コロナウイルスは1968年の香港風邪、1918年のスペイン風邪に比べて基本再生産数が高いという想定からの単純計算から来るもののようだ。いくらか英文記事を覗く限りでは、上の両者もR 0に基づいているらしい。
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ところでマーク・リプシッチは3月4日、40%-70%予測を20%-60%へと下方修正の話をしている。
要するにR 0の数字の評価次第なのである。繰り返せば、基本再生産数R0なんて今まで何のことか知らなかったドシロウトの記述だからお気をつけを!
感染力でみる新型コロナの脅威
ニッセイ基礎研究所保険研究部 主席研究員 篠原 拓也、2020年2月28日
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新型コロナがスペイン風邪以上の基本再生産数R0なら、世界の3分の2と予測されても「数値的には」おかしくないということになる(ノダロウ・・・)。
ちなみに次のデータでは、日本におけるスペイン風邪感染は、総人口5700万人に対して2100万人であり、感染率は40%弱である(ただしこの表は第1波のみであり実際はもっと高く、50%近くになるのかも)。
※今、上に掲げた2つの図は、「ウイルスと人類の攻防」2010年PDFより。
香港風邪については、次の図等がある。
で、ホントにこうなる可能性はそれなりにあるのかね。むかしに比べたら薬の開発ははやいだろうから、第2波は無視するとしても。
この表では総計数が分かりにくいが、ほぼ次の図表の数字ということなのだろう。
たとえば彼らの話をもっと過小評価して、感染者数成人10%程度と想定してみたら、日本では約1000万人がコロナに感染となる。で、致死率1%だったら、10万人の死者、致死率0.2%だったら、2万人の死者だよ。
いやあ安全厨のみなさんごめんなさい、脅かして。
◼️追記
新型コロナ、致死率は季節性インフルエンザの10倍
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新型コロナウイルス感染症はどのくらい命にかかわる病気だろうか。致死率で見ると、エボラ出血熱や2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)、12年に初めて報告された中東呼吸器症候群(MERS)をはるかに下回る。世界保健機関(WHO)の報告によれば、世界全体でみた致死率は3.4%だが、変動的だ。
インペリアル・カレッジ・ロンドンのMRC・GIDA(世界感染症分析のためのMRCセンター)の推計では、実際の致死率は1%。それでも季節性インフルエンザの10倍だ。17-18年の流行時に米国でインフルエンザで死亡した人は6万1099人。これを10倍してみれば、新型ウイルスの封じ込めがいかに重要かが分かってくると、ブルームバーグ・オピニオンのジャスティン・フォックス氏は指摘する。
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