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2020年3月15日日曜日

欧州死者日毎千人

何度か掲げている図表である。


COVID-19 CORONAVIRUS OUTBREAK
Country,
Other
Total
Cases
New
Cases
Total
Deaths
New
Deaths
Tot Cases/
1M pop
80,824

3,199
10
56.2
21,157
3,497
1,441
175
349.9
12,729
1,365
611
97
151.5
8,162
183
75
8
159.2
6,391
1,159
196
63
136.7
4,599
924
9
1
54.9
4,469
808
91
12
68.5
2,836
589
57
8
8.6
Switzerland
1,375
236
13
2
158.9
1,140
342
21
10
16.8
Norway
1,109
113
3
2
204.6
Sweden
961
147
2
1
95.2
Netherlands
959
155
12
2
56.0
Denmark
827
23
1
1
142.8
Japan
804
70
22
1
6.4




国をクリックすると、たとえば次の図等が現れる。








イタリアやスペインのこのたった2週間程度のあいだの死者数激増(いわゆる医療崩壊による影響大だろうが)から類推すると、フランスやドイツ、イギリスなどの欧州諸国がイタリアのようにならない可能性はほんの僅かではないか。多分、今から2週間後の4月初頭には、全欧州死者数が日毎に千人程度は報告される気がしてならない。




医療崩壊がどういう状況で起こるのかは、わたくしにはとても説得的であった最新の記事「ピークカット戦略(集団免疫戦略)地獄への道は善意で舗装されている」がある。




※付記

メディアは絶えまなく「パニックにならないように!」という定式を繰り返す。そしてわれわれはパニックを引き起こさざるを得ないあらゆる報告を得る。この状況は、わたしの若い頃の共産主義国での経験と似ている。政府高官は公衆に「パニックになるどんな理由もない」と保証したとき、われわれは皆、この保証は彼ら自身がパニックになっていることの明瞭な徴だと受け取った。……

現在進行中の過剰なパニックの奇妙な相対物は、十全に正当化されてきた筈のパニックの全的欠如である。SARSとエボラ流行後のこの20年来、われわれは何度も何度も告知されたではないか。新しくはるかに強力なウイルス流行蔓延はたんに時間の問題だと。問いは「もし」ではなく「いつ」起こるかであると。われわれはこれらの不吉な予言の真理を理性的には納得していたにもかかわらず、どういうわけか深刻には受け止めておらず、真剣な準備に携わることに気乗りしなかった。唯一それらを扱ったのは、『コンテイジョン』(Contagion)のたぐいのアポカリプス的映画のみである。(Slavoj Zizek: Global communism or the jungle law, coronavirus forces us to decide 10 Mar, 2020)



国別に何日でコロナ感染者が倍増しているかというデータは、Coronavirus Disease (COVID-19) – Research and Statistics