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2020年3月22日日曜日

それみたことか



いやあ、日本人ってのはほんとにシアワセな民族だな。ミラノ在住の尻アイが「日本がイタリアのようにはならないように祈っています」って言ってるけどね。ボクもおそらく彼と同じように? 「それみたことか」と10日後には言うんだろうな


原発批判を口にしている私自身の心理の奥底に、原子力事故の到来を歓迎する危険な心理が潜んでいることを、私は正直に告白します。平生から〈きっと事故が起こる〉と警告している者にとっては、事故の発生はアタリですから〈それみたことか〉と快哉を叫びたくなる気持ちは抑えがたいものがあります。きわめて不道徳なことであることは百も承知でありつつも、危篤状態の大内さん〔臨界被曝したJCOの職員 〕の容態が持ち直すことを望まない心理すら、私自身の内部で頭をもたげることがなかったとはいえない。自分の手落ちで人が瀕死におちいればワラにもすがる思いで回復を神に祈るにちがいありませんが、自分自身に落ち度がなく〈向こう側〉の失策であるという事情が、つい良心を鈍らせます。これは俗人の業のようなものかもしれません。(清水修二『臨界被曝の衝撃』2000年)



ま、でも花見に浮かれている連中が(感染しても)死ぬわけではないからな(今のところのデータでは)。連中からウイルスをもらった高齢者が死ぬだけさ。

まだ若い人たちが無意識的なミッチー派になりたくなる気持が分からないでもないよ

以下、小泉純一郎委員長のもとの1986年の大蔵委員会でのミッチーこと渡辺美智雄発言ーー彼は大蔵大臣、通産大臣、外務大臣、副総理などを歴任している。

「二十一世紀は灰色の世界、なぜならば、働かない老人がいっぱいいつまでも生きておって、稼ぐことのできない人が、税金を使う話をする資格がないの、最初から」、こう言ったわけであります。渡辺通産大臣は、それ以外にも、八三年の十一月二十四日には、「乳牛は乳が出なくなったら屠殺場へ送る。豚は八カ月たったら殺す。人間も、働けなくなったら死んでいただくと大蔵省は大変助かる。経済的に言えば一番効率がいい」、こう言っておられます。(第104回国会 大蔵委員会 第7号 昭和六十一年三月六日(木曜日) 委員長 小泉純一郎君……)



ほかにも次のようなデータを見るとーー肺炎で年間94000人死んでるってことは、1日当たり300人弱だーー、ま、コロナで1日100人程度の死でおさえられればタイシタコトナイって思っている「専門家」がいてもオカシクナイね。


厚生労働省、PDF



でもあくまで1日100人程度の死であって、イタリアやスペインみたいな数字になったら(伊や西は日本の約半数の人口だから、たとえばイタリアの数字793人ってのは、日本だったら1600人程度だ)、やっぱり泡をふくよ。


COVID-19 CORONAVIRUS PANDEMIC
Country,
Other
Total
Cases
New
Cases
Total
Deaths
New
Deaths
81,008

3,255

53,578
6,557
4,825
793
25,496
3,925
1,378
285
24,218
4,835
316
60
22,364
2,516
84
16
20,610
966
1,556
123
14,459
1,847
562
112
8,799
147
102
8
6,863
1,248
80
24
5,018
1,035
233
56
3,631
637
136
30
2,992
343
8
2
2,815
558
67
30
2,164
205
7

1,770
131
20
4
1,328
241
19
7
1,326
71
13
4
1,280
260
12
6
1,183
153
8
5
1,178
208
18
7
1,072
144
7

Japan
1,054
47
36
1
Czechia
995
162





いやあ、ホントに「日本がイタリアのようにはならないように祈っています」よ。





以上、高温多湿エリアのマレーシアやインドネシアも危なくなってきたらしく、インドシナに住む「灯台もと暗し」派の人物の記述でした。