Edward N. Lorenzのカオス理論におけるアトラクター(ストレンジアトラクターstrange attractor)図だそうだが、いやあスゴいね、感動しちゃったよ。
物理学にまったく無知なものとして言うが、ラカン派のトーラス円図にそっくりだよ。
カオス理論の図には、中心の(a)のストレンジアトラクターがないのが惜しまれるが、そのうち物理学がいっそう発展したら、(a)も含んだ図ーーaってのはラカンにおいて究極的にはブラックホールだ(参照)ーーが示されるようになるんじゃないかね。
こんなのもあったよ、
男と女のストレンジアトラクターだな、これなんか中心でゴシゴシやってて(a)を示しかけてんじゃないかね。
異者としての身体…問題となっている対象aは、まったき異者である。corps étranger,[…] le (a) dont il s'agit,[…] absolument étranger (Lacan, S10, 30 Janvier 1963) |
異者がいる。…異者とは、厳密にフロイトの意味での不気味なものである。Il est étrange… étrange au sens proprement freudien : unheimlich (Lacan, S22, 19 Novembre 1974) |
女性器は不気味なものである。das weibliche Genitale sei ihnen etwas Unheimliches. (フロイト『不気味なもの Das Unheimliche』1919年) |
物理学の研究者諸君! あと一歩だから頑張れよ、カオスの真の根源がもうすぐわかるよ。
(Wikipedia) |
ダ・ヴインチでも研究すると近道だと思うがね。 |
我々の往時の状態回帰(原カオス回帰 ritornare nel primo chaos)への希望と憧憬は、蛾が光に駆り立てられるのと同様である。…人は自己破壊憧憬をもっており、これこそ我々の本源的憧憬である。la speranza e 'l desiderio del ripatriarsi o ritornare nel primo chaos, fa a similitudine della farfalla a lume[…] desidera la sua disfazione; ma questo desiderio ène in quella quintessenza spirito degli elementi, (『レオナルド・ダ・ヴインチの手記』) |