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2021年8月18日水曜日

米国の既定路線ーー「世界の警察官はもはや御免蒙る」

 


オバマ2013年とトランプ2018年の「米国は世界の警察官の役割をもはや御免蒙る」の既定路線でしかないだろうな、バイデンのアフガニスタン撤退は。タイミングの巧拙はあっただろうが。


種々の人が私に書簡を送ってくる、「われわれは世界の警察官であるべきでない We should not be the world’s policeman」と。私は同意する。


米国は世界の警察官ではない。悲惨な出来事が世界中で起こっている。そしてすべての悪事を正すことはわれわれの手に余る。America is not the world's policeman. Terrible things happen across the globe, and it is beyond our means to right every wrong. オバマ「シリア内戦に関するテレビ演説 2013/09/10


米国は世界の警察官であり続けることは出来ない。まったく不公平だ、われわれ米国にすべての責務が負わされるのは。われわれは世界中にばら撒かれている。われわれはたいていの人びとが聞いたこともない国々にさえいる。率直にいって、馬鹿げている。


The United States cannot continue to be the policeman of the world," said Trump. "It’s not fair when the burden is all on us, the United States... We are spread out all over the world. We are in countries most people haven’t even heard about. Frankly, it’s ridiculous.”いる。(トランプ、シリア撤退決定についての発言、Al Asad Air Base, Iraq, December 26, 2018


実際、巨額の軍事費を自国民の社会保障ーー年金、健康保険、生活保護等ーーに振り分ければ、ヨーロッパ並みとはいかないまでも日本並には整備される可能性はあるからな。なんで世界の警察官なんかやり続けなくちゃいけないのか、自国の経済的利益に大きくかかわる地域だけでいいじゃないか、ってのは、ある意味当然だよ。