アーネ・ブルンの最新曲「最期の息」、➡︎Ane Brun - Last Breath (Official Video)
4年前に彼女の「ニンファの嘆き」にイカれことがある➡︎ 「巫女たちの声」。その時、他の歌もきいてみたのだが、このモンテヴェルディほどではなかった。だが今度は違う。少なくともこの今、楔を打ち込まれた印象では(私はいわゆるクラッシックと一部のジャズ以外はめったに聞くことがないので、新鮮さによるナイーヴな驚きが混じっているのかも)。
アーネの声からは違ったものが聞こえてくる、まさに巫女の声だ。彼女のコエとコエの隙間には神が隠れている。
アウグスティヌスは、神とは包み込みながら満たすものだと言ったが、アーネの声こそ神の属性をもっている。ノルウェーの先住民サーミ人由来の太古の声、それは遠くからやってきて、私を取り巻き、包囲し、最も親密でありながら異郷のままであり、矛盾した言い方だが、刺し傷のようにも作用する。