いやあ、ほんとにいい顔してるな、カスプロフ。祈りの顔だよ、魂が内に内に向かった者の静謐さだ。こういった顔して演奏してくれないかね、孔雀ばっかりやってないで。
不思議でならないね、彼がたいして売れてないのが。
カスプロフはスカルラッティ弾きだが、このハイドンだって絶品だよ
➡︎Haydn Sonata Hob. XVI/46 Sergey Kasprov, piano
この曲はポゴレリチの名演があるんだが、カスプロフに完全に乗り換えたね。
だいたいガヤガヤした中期ベートーヴェンやらチャラチャラしたショパンの協奏曲のたぐいなんて、ガキでもないいい歳した連中がマガオでまだ聴いてるなんて気がしれないよ。ハイドンのほうがいいにきまってるさ。ベートーヴェンだったら初期後期だよ。ショパンだったらマズルカ一択だな。で、マズルカの演奏家ってのはマリラ・ジョナスしかないね。
以上、シツレイしました、愛とは偏見です。