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2021年10月12日火曜日

バカなんだからしょうがないじゃん

 いやあきみ、とっても参考になるな、感謝するよ。キミのお気に入りの矢野財務次官罵倒組ってのはこういう連中がいるんだな。ボクは連中には興味なかったが、この二十人ほどのインテリちゃんの面々の名は頭に刻み込んでおくよ。トッテモアリガトウ!

お返しに、いまざっと拾ってみただけだけど、矢野擁護派の連中の発言をいくらか列挙しとくよ。


原真人@makotoha 20211011

政治の圧力に屈せず、正論を世に問うた矢野次官の渾身の提言を、岸田政権はどのくらい真正面から受け止めるだろうか。国の未来に責任をもつ政権なのかどうかを見極める、格好の試金石だと思う。


原真人@makotoha 

矢野論文に対して政治家たちがどんな態度をとるのか、有権者はしっかりと見ておくべきだ。そして、誰が一番責任ある態度をとったのか考えてほしいと願う。

https://digital.asahi.com/articles/ASPBC6GZVPBCULFA00H.html


橘玲@ak_tch 20211011

「財務次官寄稿、火消し図る 松野官房長官「私的な意見」」 これ、現職の財務次官が「ここで言うべきことを言わねば卑怯でさえある」とまで語っているのだから、「個人的な見解」ではすまないんじゃないですかね。https://news.yahoo.co.jp/articles/9eaeb4cf9e9d88610a65fbba5446bc6434ba45b7…

橘玲@ak_tch

「財政を拡張しても赤字は増えない」説は経済学以前に算数がわかっていないとまでいわれたのだから、財政拡張派は頑張らないといけないですね。

https://twitter.com/ak_tch/status/1446440122082201601…


城繁幸 @joshigeyuki 202110 12

実際バカなんだからしょうがないじゃん。


日本経済新聞 電子版(日経電子版)

@nikkei 与野党の経済政策を「バラマキ合戦」と指摘した財務省の矢野康治次官について、自民党の高市早苗政調会長は「全国会議員をばかにした話だ。次官室から見える景色と違う」と重ねて批判しました。

https://s.nikkei.com/2YJPfKG





小幡績@sobata2005 20211011

矢野康治財務次官 文藝春秋寄稿の波紋

与党幹部が挙って批判。不快感表明。官房長官は個人の私見に過ぎないと説明。


ネットで無料で読める全文に近いものはこれのようだが、全文はもっと長い。


しかし、これは矢野氏の私見でも意見具申でもない。


ただのファクトだ。客観的事実に過ぎない。


それ以上でもそれ以下でもない。


小峰隆夫@Takao_Komine 20211010 

「矢野財務次官の文藝春秋掲載論考について」


 文藝春秋11月号に、矢野財務次官の「財務次官、モノ申す『このままでは国会財政は破綻する』」という論考が掲載され話題になっている。現職の次官が経済政策の方向性と財政再建の重要性について明確に所論を述べたのだから、話題になるのも当然だ。


   私も読んでみたが、その内容についてはほとんど全面的に同意する。①日本の国民は本気でバラマキを歓迎するほど愚かではない、②経済成長だけで財政が再建できるとするのは夢物語、③経済対策を議論するのであれば、その財源をどうするかを議論するのが先進国の常識、④昨年の10万円給付は意味のある経済政策ではなかった、⑤給付を配らなくても、コロナが終息すればおのずと消費活動は活発化する、⑥金利が名目成長率よりも低くても国債残高のGDP比は上昇しうる、⑦消費税率を引き下げるという提案は問題だらけ、いずれも正しい。〔・・・〕


今回の矢野次官の論考は、財政再建を推進すべきだとする財務省の方針に沿ったものであり、その方針を分かりやすい言葉で外部に説明したという位置づけになるだろう。したがって、私の判断基準からしても、何の問題もない。矢野次官もそれが分かっているからあえて外部への発信を行ったのだろうと想像している。(20211010日記)



キミの好きなインテリちゃんたちは、ヨウちゃんのたぐいの小遣い稼ぎに専念してる経済評論家ファンとか、三文下士官「タロウ」ファンとか、京大の「チョビ髭」土木屋ファンとか、鼻息の荒そうな従軍看護師「ハナコ狸」ファンとかが多そうに見えるけど違うかい?



池田信夫@ikedanob  20211012

1995年から財政が破綻しないことはわかっていた」などという見えすいた嘘はやめてはどうか。理財局にいたときは、ゴリゴリの財政タカ派で、2004年の『日本の財政改革』という本では「将来世代の負担」についての論文で「財政は維持不可能だ」と書いていた。 https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/1447309878410678274…


高橋洋一(嘉悦大)@YoichiTakahashi

財務事務次官「異例の論考」に思わず失笑もはや隠蔽工作レベルの「財政再建論」 

@gendai_biz

 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88204… #現代ビジネス

池田信夫@ikedanob 

「当時は財政タカ派だったが、それでは商売にならないのでバラマキ派に転向した」というならわかるが、「昔から財政破綻しないと知っていた」というのは嘘。そのころNIFTYではQuarkというハンドルネームの超財政タカ派として知られていた

池田信夫@ikedanob 

矢野氏は一橋大経済学部卒の理論派で、彼の批判は経済学的には正しい。選挙目当てのバラマキ追加を警戒したのだと思うが、話が高級すぎて政治家にはわからないだろう。 https://twitter.com/agora_japan/status/1447731672649125888…




ま、なんたってヨウちゃんはヨウちゃんだよ、キミたちの金星の星! 竜宮城の玉手箱! 開けなくたって黒い煙がふんだんに漏れている!



藤巻健史@fujimaki_takesi  2021109

いつもより多少早く3時半に起きて、PC を開いたら、矢野財務次官の発言記事が、ロイターや朝日新聞デジタルに載っていた。私のコメントも(続)

https://www.asahi.com/business/reuters/CRBKBN2GY0X3.html…


(続)私のコメントのように、国民の多くが矢野次官の警告を読み、真摯に日本の財政のことを考えれば前代未聞の発言をされた矢野さんの勇気が報われる。将来、矢野さんは、史上もっとも気骨のある国民に寄り添った財務次官と呼ばれるだろう。

朝日新聞に一緒に出ていた「バランスシート上の借金が少額だから破綻しない」という高橋洋一さんのコメントは論外だと思う。(理由)①企業の倒産は多くが資金繰り倒産である②バランスシートで倒産確率がもしわかるとしたら、それは時価会計を採用した場合である(続)


(続)今、時価会計で日本のバランスシートを作ったら、膨大なる債務超過だろう。③ましてや国の発表している(高橋さんが役所時代に作られたという)国のバランスシートやらは減価償却を反映していないと理解している(自信は無い)。そんなものはバランスシートなどとは呼べない(続)


(続)③バランスシートで倒産確率が低いと多少でもいえるのは、(30年くらい前までJPモルガンも使っていた過去の遺産である手法)の「ある一定期間(JPモルガンの場合3週間だった)に資産を流動化できる額>その期間に流出する負債額」(=すなわち資金繰り倒産をしない)に過ぎない(続)


(続)④国の流動資産は国民の年金の積み立て分が大きい。それを払いだされたら我々の年金はどうなる?⑤高橋さんの言う流動資産とは地方への買し付け金とか水郷**管理組合(?)への貸金とかが多い。そんなものは流動資産だろうと国債の満期支払いにはなんの役にも立たない(続)


(続)ましてや国道の一部を国債の満期に償還金として現物支給されても困る(国道だから通行料を取るわけにはいかず、補修費の負担がのしかかる)

他、ちょっと考えただけでも、いろいろある。



………………


※追加


ま、上と同じくごく常識派の見解だが、たまたま直近版を拾ったので追記。


◼️経済同友会代表幹事 財務次官のバラマキ批判に「ほぼ100%賛成」

10/12(火) 

財務省の矢野事務次官が月刊誌で、自民党総裁選などの政策論争を「バラマキ合戦」だと批判したことについて、経済同友会の櫻田代表幹事は「ほぼ100%賛成だ」と述べました。


財務省の事務方のトップ矢野康治次官が、岸田総理の打ち出す「数十兆円規模の経済対策」などの政策をバラマキだと批判したことについて、経済同友会の櫻田代表幹事は、「書かれていることはファクトだと思う。世界で最も多くの政府負債を抱えている日本が財政赤字を解消していく姿勢を見せなければ大変なことになる」と述べ、財政赤字の拡大が続き円が売られ、金利が暴落すると財政破綻に陥る可能性があると、あらためて指摘しました。そのうえで、将来的な消費増税についての議論を避けている現状に違和感を示しました。(12日17:54)



※追追記


◼️コロナ禍での日本財政と国債市場~金利ゼロでも財政再建は必要~ - コロナ禍での日本財政を斬る(小黒 一正さんコラム - 第1回)2021年10月13日

『文藝春秋』2021年11月号の矢野康治財務事務次官の寄稿が話題となったが、デルタ株による感染拡大でコロナ禍が継続し、財政赤字が拡大するなか、それが今後の財政に及ぼす影響が気になるのも当然だろう。しかしながら、日銀による大規模な金融政策は継続しており、長期金利が概ねゼロ近傍で推移している。このため、巨額の国債残高を抱えていても、国債の利払い費を抑制できており、財政規律に対する認識は弱まっている。


このような状況のなか、先般(2021年7月21日)、内閣府は「中長期の経済財政に関する試算」(以下「中長期試算」という)を公表した。この試算によると、2030年度頃の名目GDP成長率が1.1%のベースライン・ケースにおいて、国・地方合計の財政赤字(対GDP)は2021年度で8.1%であるが、2029年度で1.7%、2030年度には1.8%に大幅に縮小する。国・地方合計の公債等残高(対GDP)も2021年度の211%から、2030年度には202.4%に若干縮小する。


このような試算のほか、長期金利が概ねゼロ近傍で推移しており、当分の間、財政規律を緩めても問題ないという意見もあるが、これは本当だろうか。結論から言う限り、これは間違いで、ドーマー命題から、金利がゼロでも、財政赤字は1%程度まで縮小する努力が求められる。ドーマー命題とは、「名目GDP成長率が一定の経済で財政赤字を出し続けても、財政赤字(対GDP)を一定に保てば、債務残高(対GDP)は一定値に収束する」という命題をいう。〔・・・〕


国は2021年度の当初予算を2020年度(当初予算)並みに抑制したにもかかわらず、2021年度の国債発行総額は約236兆円となる計画だ。歳出が約100兆円であった2012年度から2019年度の国債発行の平均は約162兆円だが、それよりも70兆円以上も増加している。


この理由は何か。それは償還期限が1年以内の「短期国債」の急増だ。これは下図「国債の市中発行額の推移」から読み取れる。国債の市中発行額とは、各年度の国債発行総額から個人向け販売分などを除いたものをいい、2019年度の市中発行額は129.4兆円、2020年度は212.3兆円、2021年度(当初予算ベース)は221.4兆円になっている。また、2019年度の短期国債は21.6兆円に過ぎないが、2020年度は82.5兆円、2021年度(当初予算ベース)は83.2兆円に急増している。


すなわち、2020年度のコロナ対策により、2012年度から2019年度の平均で約26兆円しか発行していなかった短期国債を2020年度は82.5兆円も発行したが、これは1年以内に返済しなければいけない。しかし、その償還の財源がないため、2021年度においても短期国債を83.2兆円も発行する必要性に迫られたのである。


現在のところ、国債発行額が急増しても、その市中消化が可能なのは、2020年度予算の第1次補正予算編成のとき、日銀が国債の買い入れをする「年間約80兆円」の保有残高増の目途を撤廃したからだが、この危機時の対応が永久に継続できるわけではない。


短期資金繰りの自転車操業は金利上昇リスクに脆弱であり、国債管理の安定化を図るためには、短期国債を徐々に償還が10年の長期国債や20年以上の超長期国債に借り換える努力を図るとともに、コロナ危機が収束した段階で財政再建を進め、日本財政に対する信認を向上させる必要があることを意味する。